「妄想力」を高め、論理的に伝えるブログ

「妄想力(想像力)」豊かに、自分の頭で考えるスキルをアップしたい。思考停止のアンカリングから脱却してクリエイティブに生きる!お気軽にフィードバックいただければ幸いです。

番町市民活動センター主催企画「地図サミット (at 番町)」のお手伝いをさせてもらいました

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私の住む静岡市では、ひとつの学区くらいのエリアで地図を作っている地域があり、その制作者がパネラーとして集まって、話し合うというイベントのお手伝いをしました。

各エリアの地図作成者のお話し

5つのエリアのパネラーの自己紹介からサミット形式でディスカッションから始まる。参加者は30名ほど、男女の学生さんと50才以上の男性が多く、小学校のお子さんを連れたご家族もいました。

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1)両河内エリア

清流・温泉やキャンプ場など自然豊かなエリアで、年配の方が中心のNPOで作成された地図は、環境保全を支援する自動車メーカーと静岡県のバックアップで制作。地域の歴史や野鳥、生息する虫、景観スポット、ハイキングコース等たくさんの情報ですが、この10倍以上載せたい事があったそう。現在はこのエリアから隣の隣のエリアに続く古道を掘り起こしているそうです。

2)安東エリア

静岡市中心街に近い住宅エリアで、ママさんネットワークで地図作りが行われました。地図に掲載のお店から会費をもらい、徳川家康が幼少期を過ごしたお寺の近くでマルシェも開催。地図に載せるイラストを子ども達が書くワークショップを行ったりと親近感があり、連動したホームページもあります。ちなみに私はこのエリアに住んでます。

3)丸子エリア

東海道の「丸子宿」で1596年創業のとろろ屋さんの14代目若旦那を中心に制作。地域の語り部の方の話を元に、みんなで地域を歩きました。地域の顔である方が出向く事で快く情報収集に協力してもらえたそうです。

4)藁科エリア

中山間地域の自然豊かなエリアで、巻物の様な長細い地図を1,000円で販売。野鳥の会に所属してた方が作ったので、様々な野鳥のイラストが載り子供が好きそうな地図。パネラーが散歩中に、お地蔵さんを囲んで宴会をしている方から、お地蔵さんが災害時に村を助けてくれたエピソードを聞いて感動して地図作りに至る。その後お地蔵さんをたくさん調べて、おじ層さんの表情ひとつひとつまで把握しています。地図は作っている本人が一番楽しいという言葉が印象的。

5)七間町エリア

駅前商店街の一番端にあり、映画館街として賑わっていましたが、半分以上の映画館が閉鎖となり人通りが減少中のエリア。約3年前にカフェをオープンさせた文化芸術を広める活動をしているオーナーが商店街から依頼され地図を作成中。オーナーさんはこのエリアを調べていて金脈を発見したそうです。金脈とは明治初期に歌舞伎座があったという事で、このエリアの役割を活かした地図作りをする中、「地図は迷子になった人の為にある、迷子は誰なのか」迷子とはこのエリアで暮ら人の事、その人が改めてこのエリアの魅力を再発見する事を大切にしています。

地図作りの要素

どのエリアにも共通していたのが、外部から来た人が中心となって地図が作られたという事。ずっとその地に住んでいる人にとっては当たり前の事が、実は魅力的なそのエリアの宝物という事が多いのです。そこに「住む人」「訪れる人」「研究する人」の三者が交わる事で、そのエリアの魅力が掘り起こされるという話には説得力がありました。

 ディスカッション後は、町歩きのワークショップ

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パネラーの一人が「地図をもって歩きに来て欲しい」と言っていたように、地図は使う物、ということで会場周辺を30分間町歩きするゲーム「ロゲイニング」を私が担当させてもらい実施。参加者とパネラーが5人チームを組んで、周辺12ケ所を歩き回って得点を競う。みなさん初対面同士でしたが、ワイワイとお話をしながら楽しんで町歩きをしてくれ、私もとても嬉しかったです。

最後にみんなで話し合いチーム毎に意見を発表

最後はチーム毎にみんなが感想を話して、発表をして地図サミットを終えました。3.5時間でパネラーのディスカッションを聞き、実際に町歩きをして、意見を出し合って発表して五感を使った為か、一体感があったように思います。

 

自分が関わる町をどうやって素敵にしていくか、宝探しのようにワクワクしながら考えて行動していくたくさんの仲間に出会えた気分です。

今日の妄想

私も神奈川県からの移住者なのですが、今住んでいる地域への愛着を深めたいという思いがあります。これから今回ご一緒させてもらった方たちとロゲイニングをやって、もっともっと静岡を好きになりたいです!!

「読書の方法 自分を成長させる本の読み方」 by久木田裕常

図書館の新刊コーナーを見て、この本を見つけました。今年のテーマが読書の私としては、効率の良く読書をしたかったので運が良かったです。

これからの読書の3つの常識

フェイスブックで『本が好き!倶楽部』ページを管理してWEB上やリアルで読書会を開催している心理カウンセラーである著者が、これからの読書の3つの常識

1)面白そうなところから読む

2)必要そうなところだけ読む

3)1つ知ったら、それ以上読まない

を提案していましたが、面白かったので全部読みました。序盤は「当たりの本」に出会う為の方法を説明。「楽しむための本」か「学ぶための本」かという目的を意識して、興味のある分野の本を選ぶ。読んでて飽きたら、読むのを辞めても良い。飽きた本を読むのって時間がかかるし吸収しずらいですもんね、私はこの事を確信したかったんです。

 

本を書く著者は1つの事を伝える為にその本を書いてます。「はじめに」「目次」「最終章」「あとがき」を読めばその本の伝えたい事が分かります。それでも、この本を読みたい思ったら読み通しましょう。

自分の成長の為に読む。スキルの成長・あり方の成長

自分の知識レベルに合った本を読めばスキルを成長させられるが、そのスキルを活用するには「あり方」を成長させる事が必要。その為に、自分の価値観は世界で唯一でなく、様々な世界がある事を知る。そうする事で世界を広げる事ができます。本を読む事で様々な価値観と出会い世界が広がり、共感できる人や物事が増える。これが人間の成長なんです。

読書をエンターテイメントへ! 1人で読む読書から、みんなで読む読書へ

子どもの頃から読書好きだった著者は人間嫌い、そんな著者の人生を変えたのが読書会。異なる考えの人を受け付けない著者が、読書会で自分と違う考え方がある事に面白さを感じ、相手の事がもっと知りたくなり行動をしていくのです。

 

本をクッションにしたコミュニケーションで共感をして、自分・相手・著者の軸が組み合わさった時に、本を自分の世界で最大限活用ができるのです。この共感をベースにした読書を「エンパシーリーディング」といい、下記の3つの質問の答えを考える事で実現できます。

1)著者の言いたい事は何ですか?

2)あなたの伝いたい事は何ですか?

3)相手の聞きたい事は何ですか?

 

共感をベースに上に多読できる「マルチリーディング読書会」には、加速学習メソッド「アクセラメンツ」に基づく7つのステップがあり、他人の考えを知る事で新しいアイディアが得られるという大きなメリットを享受できます。

【ステップ1】準備(楽しめる場所・環境)

【ステップ2】出会いを作る(参加者が安心する、自己紹介と参加目的のシェア)

【ステップ3】ウォーミングアップ(本のおおまかな内容把握)

【ステップ4】マルチリーディング(3つの質問を考え、答えを探す)

【ステップ5】気付きを深める(ステップ4の答えを参加者同士でシェア)

【ステップ6】ベイビーステップ(気づきを行動へ落とす、ハードルが低いタスク)

【ステップ7】スピーク&リッスン(読書会での気づき・学びをシェア)

読書と行動の両輪で、人生を変える

読書で得た知識を行動に移したときに世界が変わります。本を読むことでノコギリの歯を研いで効率的に木を伐れるのです。そこで出来た時間を自分の好きな時間に使い、豊かな人生を送りましょう。

 

読書が本当に楽しいのは、何回でもその本を読みたいと思い、毎回新しい発見のある本と出会えた時。本を読むことで自分の中の「宝石」を見つけ、読書会でかけがえのない「同志」とつながりましょう。

今日の妄想

人間嫌いだった著者が人に興味を持ち、人生を豊かにしていくきっかけとなった読書会。ちょうどこの本を読んでいる時に、リーディングファシリテーターの資格を持っている人が近場で読書会を企画しているとタイムリーな連絡が!1時間後にはその方とフェイスブックでやりとりをしていました。近いうちに読書会を体験できそうだ~

 

「14歳からの哲学 考える為の教科書」 by池田晶子

私が憧れている社長さんにオススメの本を貸してくださいと頼んだ所、この本を貸してくれた。私が「考える」ことについて考えたいと伝えた為、セレクトしてくれたのでしょう。

あたり前のことを、改めてヒモ解いていく

生きる事は「素晴らしいと思うか」「つまらないと思うか」という問いかけから始まり、みんなが当たり前だと思う事を、改めてヒモ解く。14歳向けの本なので哲学の用語はなく、分かりやすい言葉で説明がされている。そして誰にとっても正しい物差し「真実」を手に入れるには「考える」事が必要だと教えてくれてる。

 

14歳で思春期の人が社会に対して抱く疑問、「なぜ生まれてきたのか」など大人が応えるに困る事を、ハッキリと応えていくのでスッキリ感があります。私も14歳くらいの時は「なぜ生まれてきたのか」と良く考えていて、周りの人に話すと嫌な顔されるので一人で悶々としていました。

永遠の謎に挑む冒険者になる

「存在の謎」にぶつかる。存在している物を認識はできるが、なぜ存在してるのかの理由は分からないです。宇宙がどうやって生まれてきたかは科学で調べる事ができても、なぜ宇宙が生まれてきたのかは謎。謎は永遠に分からないと理解するからこそ考えるのであって、永遠に考えづつける事に価値があるのです。

 

こんな話がずっと続くので、矛盾に感じる事があったり、訳が分からなくなったりしますが、考える事で「生きていく事がすばらしい」という世界を選択できる事が分かりました。この本は何度も読んで理解を深めていくものなんだと思います。14歳からの~とありますが、40歳でも60歳でも読んで為になる哲学の本ですね。

 

今日の妄想

宇宙は私たちが住む宇宙を含めて、10の500乗個(これが何個かも想像できませんが)あると聞いたことがあります。人の想像力はどこまでも広げていけるんですね。私も、もっともっと広い世界を妄想していきます!

 

自分の頭で考えよう

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私も40歳になったのですが、習慣的に物事を処理してしまう事が多く、自分でちゃんと考えてみると、今までとは違う行動が出来る事があります。どれが習慣でどれが考えた事か分けているかと言われればそうでもありません。

 

という事で「ちきりん」さんというブロガーの著書「自分のアタマで考えよう 知識にだまされない、思考の技術」を読みました。

知識と思考を区別しよう

情報を見て良い面と悪い面の両方出てくるのが、「知識にだまされていない純粋な思考」の結果です。最初にどちらかの面だけが浮かんだら、その思考にはバイアスが掛かっていると疑った方が良いです。

 

得た情報を見て、頭の中にある知識を引っ張りだしてきたら新しい思考は生まれない。得た情報から新たに考えて初めて、今までにない結論にたどり着く。これができる人が、「自分の頭で考えることができる人(時代の変化に気がつく人)」です。

 

自分の頭で考える事は。知識と思考をはっきりと区別する事から始まり、知識を一旦思考から外す事が重要。

知識 → 過去

思考 → 未来

 

思考のフレーム9つの方法

1) 意思決定のプロセスを設定しておく。そのプロセスに必要な情報が効率よく集められる

 

2)情報(特に数字)を見たら、「なぜ?」「だからなんなの?」を考える事で、今まで見えなかった事が見え始める。

 

3)分解図を使って、あらゆる可能性を検討する。

 

4)縦と横の軸を使って比較する。

 

5)判断基準はシンプルに(判断基準が多いと決められない)。

 

6)考える物事のレベルをそろえる

 

7)情報でなくフィルターが大事。自分独自の選択基準を考え見つける事が、自分の頭で考える価値のある事だ。ビジネスの世界では「新たな選択基準=新たなフィルターを提示する」ことを「ゲームのルールを変える」という。

 

8)データをとことん追い詰めてから、知識として他の人や専門家か考えた事を調べるのが、考える事の訓練に適している。「誰かが考えた事」と「自分が考えた事」が比較できる。そうやって各自が考えた事の結果と道筋を共有する事に意義があり、このプロセスを通して他人の思考方法を学ぶ事で考える力を伸ばせる。

 

9)円・棒・階段などのグラフを使い方が「思考の生産性」を左右する。自分の考えをまずは言語化し、次にそれを突き詰めて考えて視覚化する事でアイデアが一気に具現化する。

思考の棚を作ろう

知識と思考を区別し、思考の棚に知識を整理して置く事で新たな意味が生まれる事を洞察という。

 

思考の棚を作っておく事で、次に自分が欲しい情報が明確になり、瞬時に何かを考えつく「頭の回転の早い人」になれる。じっくり考えた事は、知識よりも圧倒的に長く記憶に残す事ができます。

 

「天才さんが考え出した正しい答えを、自分の考える前に読んで覚える」のを辞め、自分の頭で考えた自分なりの意見をもってから、天才が考え出した正しい答えを調べたほうが、自分のアタマで考える力がつき、思考の世界を楽しむ事ができるでしょう。

 

この本は序章と最終章を読んでから1~9章の具体的な考え方のフレームを読んだ方が、理解しやすいかもしれません。読み終わった後は、自分の思考の幅が広がった事を実感できる気づきのある本でした。

 

今日の妄想

思考の棚を作って空いている棚をたくさんみつけたいです。そうすれば、棚に入る今まで気づかなかった知識・情報が入ってきそうな気がしていました。こうしたプロセスを踏んで自分オリジナルのアイディアを発信していきたいです。

子供向けプログラミング言語「スクラッチ」

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プログラミングが全く分からない私が興味を持った言語

文部科学省は2020年から「小学校でのプログラミング教育の必修化」を検討すると発表しました。』という話を聞いて、これから小学校に入る娘を持つ父親としてプログラミングを多少は理解していないとマズイなという気持ちがありました。

 

プログラミングと殆ど接点のない生活をしていた私が、子供向けプログラミング言語スクラッチ」を使って、7才と6才の娘にプログラミングでゲームを作る事を自宅で教えています。

 

  • ブロックを組み立てる要領でプログラミングが学べる
  • 無料で使えて、ネット環境があれば即始められる
  • チュートリアルが充実していて、真似すれば10分でゲームが作れる

上記3点が、「スクラッチ」の魅力だと思います。

「スクラッチ」とは

「スクラッチ」は2006年にマサチューセッツ工科大学内の研究所であるMITメディアラボが、プログラミング初心者向けに開発した学習環境で、難しい構文を入力することなく感覚的にゲームなどが作れるようになっている。

 

ユーザー同士のコミュニティも活発で、スクラッチのホームページから他のユーザーが作ったゲームをプレイする事ができ、そのゲームのプログラムを見て、自分で真似をしてリミックスする事でさらに新しいゲームを作る事もできます。実際に7才の長女は、他のユーザーのゲームを見つけてリミックスし3才の三女にプレイさせてました。

NHKでスクラッチを取り上げた番組も

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厚切りジェイソンが出演する「WHY!?プログラミング」は、スクラッチを使ってプログラムを教えるNHKの教育番組。ワイワイプログラミングという独自のコミュニティページもあり、スクラッチで作ったプログラミング作品が共有できるようになっている。

 

追伸

プログラミングと接点のない人には、苦手意識が非常に強いと思います。このスクラッチなら興味さえ持てば誰でも楽しくプログラミングを学べると思います。無料ですぐに始められますので、1か月前の私の様にプログラミングはやらない!と思っている人はやってみてはいかがでしょうか!!

 

「金持ち父さん貧乏父さん」を読んで

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先日出会った人に「お金について勉強するといいよ」と言われ、この本を教えてもらいました。

主人公には金持ち父さん(友達の父親)と貧乏父さん(実の父親)がいて、金持ち父さんに教えてもらったお金についての学びが紹介されている。

 

お金持ちの考えは「お金を自分の為に働かせるにはどうしたらよいか」という事で、お金の為に働く(ラットレース)のではなく、自分が作業をしないでお金を産む事(ビジネス)をするという事。

 

キャッシュフローとしては働いた収入を投資する事で資産形成をして、その資産を運用する事で得た不労所得で欲しい物を買う、またはさらに資産を買う。

 

また資産と負債の違いを知る事が大事で下記の通りと説明されている。

 資産・・・不動産・株・手形・印税・ビジネス(自分が働かないで収入を生み出す物)
 負債・・・住宅・自動車

お金に対する知識能力の事をファイナンシャルリテラシーといい、下記の4つの項目がある。
1)会計力・・・貸借対照表、損益計算書の財務諸表を読み解く力
2)投資力・・・お金がお金を作る化学。戦略と方式を決め活かすには、創造力を持つ右脳を働かせる
3)市場の理解力・・・需要と供給の化学。
4)法律力・・・税の優遇措置と、会社によって与えられる保護

 

会社を持つ事のメリットは、個人の所得税率よりも、会社の所得税率の方が低いからである。
会社は、稼ぐ→お金を使う→税金を払う
個人は、稼ぐ→税金を払う→お金を使う

 

簡単に要約するとこの様な事なのだが、お金の話以外にも、人間力を上げる事も大事だと教えていて、その方法も説明されている。

頭を使って想像力を働かせて「自分に見えていない事があるんじゃないか」と自問をする事。そして、人がやっていない事をやる事が推奨されている。

 

私もお金儲けというと罪悪感を感じ避けてしまうが、お金について学び正しいお金との付き合いをする。そして、お金に振り回されずに、自由な暮らしがしたいと思いました。

 

追伸

お金も大事だけど、人間の頭で考えた事の方が価値があって、頭を使って考え続けていく姿勢が大事ですね。