「妄想力」を高め、論理的に伝えるブログ

「妄想力(想像力)」豊かに、自分の頭で考えるスキルをアップしたい。思考停止のアンカリングから脱却してクリエイティブに生きる!お気軽にフィードバックいただければ幸いです。

ソトコト編集長×静岡ローカルメディア編集長のトーク会に参加 2017/5/31

地元のシェアオフィスで開かれたトークイベント。地方がテーマの雑誌「ソトコト」編集長、静岡市のローカルフリペーパー編集長、静岡市のカフェ店長の3人で対談。自分的にこんな面白い組み合わせはナカナカないと思い即座に申込。

 

ソトコト編集長のお話から
住居している東京には週2日、5日間は地方の里山で過ごしているという。キーワードは「新しい地方」「編集」「ソーシャルな視点」。今地方の里山に、都心の有名企業に勤める若者が向かっているそうだ。以前は東京で疲れた人が地方へ向かうというイメージだったが、今は東京も好きだけど、地方も好きで新しい活動の場を求めてやってくる。この街の為にという考えではなく、自己実現をしたり楽しむ事が目的。

人々が求めているのは、何かに関わるという事で、関係を買いたがっている。その例が、クラウドファンディングやゲストハウス、手作り市など。1980年代は物を買い、2,000年代は自分を磨く経験を買い、今は関係性を担保するためにお金を使うようになった。人と人との関係が一番面白くて価値があるのだ。なので地方の駅前には観光案内所ではなく関係案内所を作ったらと提案している。

以前は地域の事を周辺地域へPRしていたが、地域の内側へ向けてPRしている。地元が好きな人は地元にいる人だから、地元にいる人が地元の事を発信すればいい。

 

ソトコト編集長と地元代表2名とのトークセッション
街やコミュニケーションをデザインする時代から編集する時代へ。都市も地方も好きという複眼的な考えを持つ人が、移住だけでなく関係人口として増えていくと良い。盛り上がっている地域は、プロジェクトが先にあるのではなく、面白い事をする人たちが繋がって集まっていくし、その為の場も必要。「そんなのここには昔からあるよ」とは言ってはいけない。そこに若い人が見つけてくれた事を歓迎しなければならない。

 

イベント終了後の懇親会
懇親会は参加費無料と嬉しい設定。お酒と食事もケータリングされ、登壇者ともざっくばらんにお話がきた。30人程度の参加者の方も、活発な方が多くいろんな情報が飛び交い盛り上がった。

 

今日の妄想
登壇者さんのお話も良かったが、こういう活動をビジネスにしている所がとても憧れる。私もローカルメディアを扱う仕事をしているだが、この方たちのように自分の求め本気で取り組めるメディアを作りたいな!という話を帰りに近くの公園で友達に聞いてもらいました。

ツイッター社員によるツイッター講座 in 静岡市

静岡市ツイッターの社員さんがプレゼンに来るというので即申込。日本全国でツイッターセミナーを開催している森田さんは静岡市出身。ソフトバンク・宝島・ディズニーで働いていて、ツイッターが好きでいつの間にかツイッタージャパンに入社していたそうだ。

フェイスブックよりユーザーが多いツイッター
日本におけるSNSユーザー数はツイッター約4,000万人、フェイスブック2,700万人、インスタグラム1,200万人。20代前後の若い層はコミュニケーションに、30代以上は情報収集に利用。検索のシェアとしてはgoogle33%、yahoo12%、ツイッター31%、インスタグラム24%と検索に使われている。googleとyahooはSEO対策されたサイトが上位にくるから、ツイッターの方がリアルな情報が得られそうだ。

 

ビジネスにも使われている
ツイッターユーザーはネットで買い物をする人が多い。セミナー会場はビジネスマンしかいないし。コツは共感を得る事。しかもツイートを見て1秒で。見られるポイントはアイコン→アカウント名→最初の1行→動画の順番という実験結果がある。

その他にも「投票カード」機能や、googleアナリティクスのように解析のできるサイトや、動画作成のコツ(最初の3秒にロゴか人物が入れる事など)や人気キーワードを使うことなどノウハウ満載。

 

ツイッター広告も面白い
フェイスブック広告のように、ツイッターにも広告がある。30秒・1,000円台から・スマホで広告が出せるという気軽さ。ツイッターに出した広告がクリックされて課金される仕組みで、1クリック20円〜80円でオークション制になっている。ポイントはリツイートされた先でのクリックは課金されない事。リツイートされる事に価値がある。面白いのは広告の表示先の絞り込み方法だ。一番面白かったのは、競合になるアカウントのフォロワーに絞り込みできる事。これはエグい仕組みだと思ってしまった。

 

今日の妄想
とにかく講師の森田さんがツイッターを愛している事がビンビンに伝わってきた。自分もこういう自分が本当に好きな物事を伝えられるようになりたいので憧れる。森田さんの上司はアメリカにいるから、セミナー開催の証拠として、自撮り棒で森田さんと私たちを撮影していた。自分としてはビジネス活用より情報収集の方法が知りたかったが、それでも濃い内容で満足でした。会場には知り合いがたくさんいたので、いっぱいおしゃべりして、帰りに駅前で一杯飲んで帰った。

「AI(人工知能)まるわかり」(後編)古明地正俊・長谷佳明 2017/3/24発行

前編では第3次ブームのAIがどういう物か説明をしましたが、後編ではAIによって社会にどのような影響を及ぼしていくのかを説明していきます。

 

AIは人間の仕事を奪ってしまうのか

AIが普及すると、なくなってしまう仕事が出てくると不安を煽るような言葉もよく耳にする。AIで代替可能な仕事は定型化された業務で、例えば、事務・銀行窓口・運転手・工場作業・弁護士etc。逆に代替されにくい仕事は、創造性やコミュニケーション能力が必要とされ、体系化されていない業務。デザイナー・コンサルタント・編集者・教師・医師etc。といった具合でAIには得意・不得意な分野があり、人間とAIが協力し得意な領域を発揮しながら、業務の質を上げていく事が望まれる。

 

「弱いAI」と「強いAI」

「強いAI」とは「汎用人工知能」とも呼ばれ、人間と同じ知能や意志を持つ。「弱いAI」は「特化型人工知能」とも呼ばれAI自体が思考をする事はない。「強いAI」は映画「ターミネーター」の様に人類を脅かす存在になるのではと、ホーキング博士やイーロンマスク氏などは、AIの活用について慎重に議論すべきだと主張する。AIには人間が持つ常識は持ち合わせておらず、悪意あるユーザーへの対応が不十分で発生頻度が高いデータを正しいデータとして学習している。2,045年にAIが人間の能力を超える「シンギュラリティ」が本当に来るのか分からないが、AI開発の方法論の整備が必要となっている。

 

AIを持つ者と持たない者との格差

「汎用人工知能」を導入した国では労働者を雇用する事が減り、生産活動は機械化され経済成長率が上昇する。この事で、導入しない国との格差「第二の大分岐」が起きる。「大分岐」は19世紀の産業革命の時にも欧米諸国とアジア・アフリカ諸国との間に生じた。こうして仕事をAIに奪われた労働者への対応として、政府が最低限の生活費を保証する「ベーシックインカム」という制度が注目されている。

 

データがこれからの資本になる「データ資本主義」

グーグル・フェイスブックなどのネット企業は、インターネット上のサービスから大量のデータを収集・蓄積・分析している。彼らはデータ資本主義社会における、巨大資本家と言える。グーグルはカレンダー・テキスト・MAP・動画などのサービスを提供して、超大量のデータを仕入れている。研究者が企業の持つ超大量なデータを求めて、企業への移籍や共同研究を求めている。このようなデータを分析する職業は「データサイエンティスト」と呼ばれているが日本では不足している。「データーサイエンティスト」が在籍する企業の割合は、米国41.8%、中国56.2%なのに対し日本は6%と人材が不足。産業革命の時、欧米に1世紀遅れをとった明治維新の頃の日本と同じ状況だ。

 

今日の妄想

現在話題のAIがこれからの社会を大きく変え、人間の働き方や暮らし方をも変化させてしまうだろう。現状は人間がAIを受け入れる体制は整ってないが、企業などの生産性向上やコスト削減によって、豊かな社会を人間と一緒になって創るようみんなで考えていく必要がありますね。

 

「AI(人工知能)まるわかり」(前編)古明地正俊・長谷佳明 2017/3/24発行

最近はAI(人工知能)の言葉を聞かない日はない。これからの世の中をAIが変えていくだろうという事で、AmazonでAIの本を探して購入。野村総合研究所のアナリスト2名による著書。前編と後編の2回に分けて紹介します。

 

第3次AIブームの主役「ディープラーニング」の仕組み

ディープラーニングは人間の脳の神経回路を模範した「ニューラルネットワーク」を用いている。ニューラルネットワークは「入力層」「隠れ層」「出力層」という3層(もっと多い場合も)で構成されている。学習データをピクセル単位に分割・数値化し「入力層」に入力。この値に「重みづけ」をして、「隠れ層」のニューロンへ伝達。

「隠れ層」のニューロンがこの「重みづけをされた値」を加算し、その加算結果にさらなる「重みづけ」をして「出力層」へ伝える。「出力層」から出力される予測結果=正解データとなるよう、各ニューロンの入力に対して適切な「重みづけ」して学習データを蓄積していく。

第1・2次ブームまでのAIとディープラーニングの違いは、AIが画像などの学習データを分析して自ら設定や法則を見つける点。それまでのAIは人間が設定をするので、手間と時間がかかり実用的ではなかったのです。

 

ディープマインド社のアルファ碁を構成する3つの要素

囲碁の世界でトップレベルのプロに勝利したAI「アルファ碁」は、3つの要素を組み合わせている。

1)ディープラーニング

囲碁の盤面を画像として認識し、2,940万手の対戦記録を学習。

2)機械学習

打ち手の予想を高速で行う(ディープラーニングの1,000倍)

3)強化学習
1)で学習したシステム同士を対戦させて、買ったら加点、負けたら減点という方法で学習をして、勝敗を正確に予測する。

 

アルファ碁はディープラーニングだけでなく、2)と3)のような第1・2次ブームのAIの機能を組み合わせてつくられている。

 

AIが適用される3つの領域

1)音声認識
人間並みの認識精度で日常で活用できるサービスが提供されている

2)画像認識
画像の認識においては人間と同等に精度で認識しているが、動画の認識精度は人間に及ばない

3)自然言語処理
人間によって設定されたルールにより会話はできるが、人の会話を理解している訳ではなく、まだ研究段階

これらの機能を使ったサービスとして「Siri」「アマゾンエコー」「グーグルカー」「ヤマト運輸LINE公式アカウント」などが紹介されている。


サービス・モノ作りとITを融合させた4次元企業

著者の所属する野村総合研究所では、2,030年に実現される情報技術の特徴として3つの要素を重要視している。

R:リアルワールド(実世界)との融合
「IoT」のようにモノがデータ化されていくこと

I:インテリジェント化(人工知能
人工知能の活用そのもの

N:ナチュラインターフェイス
人間の声や身振り・手振りから、機械が情報をインプットする

 

この3要素全て、もしくは一部を有効活用する企業を4次元企業と呼ぶ。自動車業界を例として、「ライドシェアを実現させたウーバー・テクノロジーズ」「車の購入後に車載コンピュータをアップデートし購入後の利便性を高めたテスラ」「車を共有するカーシェアリングで物つくり企業でありながらサービスに注力するダイムラー」「ディープラーニングを活用した自動操縦車載コンピュータ向けシステムを販売する、パソコン部品メーカーのエヌビディア」を紹介している。

このように技術や物作りの枠を超えて、サービス分野に価値が移っていくと予測される。既存の産業の枠を超え、あらゆる企業と連携する事が求められる。

 

今日の妄想

以上が前編。専門知識のない私にも理解できる範囲で説明があり、興味をもって読めた。AIの研究は60年以上続けられ、今回の第3次ブームで実用段階になった。これから私のような一般ユーザーが利用するサービスに直接関わってくる。

自分はAIに仕事を奪われる事を恐れるより、AIを活用して楽しい未来を創る活動をしていきたい。その為に、AIのようなテクノロジーを使いこなす知識を持つ必要がありますね。(後編に続く)

 

1万円の格安スマホを3ヶ月使ってみた FREETEL priori3 LTE

2年間使ったスマホASUS Zenfone5)が画面にヒビが入ってしまい、新しいスマホを買うことに。小さいスマホが欲しくてディスプレイが4.5インチのpriori3を選択。HPからアウトレット品9,800円を購入。5インチ以上のスマホがほとんどで探すのに苦労しました。

 

スペックは高くないが十分使えるレベル

Android5.1の本機はスペックが高い方ではないが、デザインもそこそこ良く十分使える。レビューを見るとタッチパネルの反応が鈍い事や買って数ヶ月で壊れたなどネガティブなコメントもあったが、ポジティブなコメントの方が多かった。メーカーHPで注文後2日で届き、u-mobileのsimを挿入するとスムーズに使用開始。


使い心地は良好だが不満も出てきた

実際に使うと、確かにタッチパネルの反応が遅い為、以前よりユックリ操作する必要があるものの、全般的な機能は十分使用でき買って良かったと思いました。バッテーリも1日もつし、テザリングも快適。しかしハードに使っていくといくつか不満が出てきた。

 

カメラが800万画素でそこそこ良い写真が撮れるのだが、明暗に弱く暗い場所の写り具合が悪い。本体のメモリが1Gしかないのが思ったより不便で、Android5.1は外部メモリには入らないアプリが多く、アプリのダウンロードが不自由。なぜかデスクトップのアプリアイコンがしょっ中消えてしまうのも若干気になる。


SNS好きでハードにスマホを使う自分には合わなかった

SNSで発信をしないで電話・Line・インターネットを使う目的ならオススメのスマホです。私のようにスマホを使い倒すように使う人には向いてません。なので新しいスマホを買います。

 

次のスマホはAndroid6(外部ストレージが内部ストレージ同様に使えるようになった為)以降で、キレイな写真が撮れて、2万円以下のスマホを買います。小さいディスプレイはあきらめます。

 

今日の妄想
なんで格安スマホを使う事にしているか。節約したいのもあるけど、スマホ代を節約できる事を周りの人に提案したい事もあります。Iphoneを10万円で買って、大手キャリアで月1万円近く使うのはもっったいないし、節約した分もっと価値のある物に使った方が良いです。

「町の未来をこの手でつくる」猪谷千香

街づくりの仕事をしているSさんに貸してもらった本。私も地元を今以上に楽しい場所にしたい想いがある。岩手県紫波町は食料自給率170%の農業が盛んな人口34,000人の町。紫波町の駅前で2009年に始まった「紫波町オガールプロジェクト」についてのお話。

 

紫波町オガールプロジェクトとは

紫波中央駅前にある東京ドーム2個分の町有地を役所と民間が連携し開発。補助金に頼らない町「オガールプラザ」が誕生した。土地を縦断する芝生広場では人々が気軽にイベントやバーベキューなど利用できる。その両脇に、産直マルシェなどが入った商業施設、役場、図書館、バレーボール専用体育館、エネルギーステーションやオガールタウンと言われる住宅エリアが配置されている。年間80万人が訪れる注目の地域。

 

脱これまでのまちづくり戦略「公民連携室」

このプロジェクトを企画・運営する「オガールプラザ株式会社」代表取締役の岡崎正信さんは地元建設会社に勤めていた。紫波町長の藤原孝さんは民間企業の岡崎さんと町役場の鎌田千市さんをメンバーとした「公民連携室」を2008年1月に立ち上げる。2人はこの頃共に東洋大学大学院へ入学し公民連携を専攻し、アメリカやヨーロッパで実施されているPPP(Public Private Partnership)を週末に東京まで通って学んでいた。PPPとは公共サービスや地域活性などの事業を、官と民が共同で進めて行く手法。公共事業の計画段階から民間企業が深く関わる為、民間企業のスピード感と競争力を用いる事ができる。

 

 

町有地再開発プラン

当初町の計画では、町有地を民間企業に貸し、代金を前払いしてもらう。この代金を町役場など施設整備費用にあてる。不足分は町が資金を借り入れ、開発で得る固定資産税で支払いをする。財政負担を最小限に、公共施設と民間施設による複合的な経済開発が目的だ。

 

東洋大学教授の清水さんがまちづくりの手法としている「現代版家守」を岡崎さんは盛岡で実施。「家守」とは江戸時代に管理さていない建物やお店やさんの相談に乗ったりし、町の維持管理を民間人である。

 

プロジェクト全体を見渡すコンセプトが大切。この場所で何の為に何をするのかというコンセプトづくりから始めた。東洋大学教授の清水さんが呼んだ、建築家で都市デザーナーの松永安光さんからの提案は、アメリカの「マイズナーパーク」「サンタナロウ」という再開発の成功事例。中央に長い緑地がありその両側に商業施設などの建物や住居があるというもの。その町までは車でいくが、町は歩いて楽しむという「アーバン・ビレッジ」「ニュー・アーバニズム」なるコンパクトシティ。中央の緑地が眺めを良くして賑わいをつくり付加価値を高めてくれる。

 

コンセプトを住民に伝える為に100回以上の説明会や、住民と緑地の使い方などのワークショップを繰り返し、丁寧に住民の声を聞いていった。住民たちが何かしたいと思った時、用事が無くてものんびりしたい時、オガール広場ににチェックインすれば、誰かと繋がって自己実現できるような場にすることに。実際にオガール広場の利用は年間155回で、その内120回がバーベキュー。結婚式が行われる事も。

 

資金調達で「愛の千本ノック」を受けて堅実な事業計画を

建設費用11億円を岡崎さんがどうやって捻出したのか。建物完成後に公共施設部分を8億4,000万円で町に売却。残りを銀行などに借入をするのだが、「愛の千本ノック」と呼ばれる条件「10年以内に経営を累積黒字にする事」を示す必要があった。鉄筋から木造へ変更するなど建築費用のコストダウンをした。質の高いテナントを確保するため、テナントの事業計画を細かくチェック。入居希望のテナントを断る場面もあった。民間が運営する部分には補助金が入っていないので身の丈に合った計画となった。

 

「オガール」らしさをデザインする

オガールらしさを計画する「デザイン会議」には外部から専門家を呼んだ。建物・フェンス・サイン・消火栓など景観を構成するあらゆるものをルール化した「デザインガイドライン」を作成。例えば推奨される色彩として、辛子色・松葉色・海老茶色など町の風景や自然になじむ日本古来の色が選ばれている。

 

循環型まちづくり

エネルギーステーションでは、地元の木材から作った木質チップをバイオマス燃料にしてお湯を沸かしている。そのお湯を地中のパイプラインで町有地の施設や住宅へ供給し給湯や暖房や冷房に用いている。住宅はエコハウスを推奨していて、構造材に地元の木材を80%以上使用し、気密性が高くエネルギー効率の良い家を地元の建設会社で施工している。こうやって地域で物事が循環し、100年後の子ども達の環境保全を目指している。

 

プロジェクトの中枢を担う図書館

新設された図書館では年間20万人が利用している。通常の図書館は教育委員会の管轄だが、オガールでは公民連携室が管轄をしている。その為、図書館としては珍しい試みをしている。ビジネス支援として農家のバックアップ。「こんびるカフェ」は異なる立場の人が気軽に話し合い、「夜のとしょかん」では閉館後に飲み物を持ち込みトークイベントを行う事で、全国の図書館の中でも高い評価を得ている。

 

今日の妄想

私の住む地域も人口減少があり「地方創生」が課題となっている。このオガールプロジェクトの様に、地域の公と民の人が本気になること。補助金に頼らない身の丈にあった計画を立てて実行する事が必要なんですね。私も地元で新しい市場を作ってビジネスをしていきたいと思っています。

「すべては一杯のコーヒーから」by 松田公太

会社の上司がオススメしてくれたので読んだ本。松田さんは1997年銀座でタリーズジャパンをフランチャイズで立ち上げた創業者。後に参議院議員にもなっている。

タリーズを始めたきっかけ

大学を卒業して大手銀行に就職をした松田さんは友人の結婚式で訪れたボストンで一杯3ドルもする「スペシャリティコーヒー」に出会い、発祥の地であるシアトルへ行きタリーズコーヒーの味に惚れる。「タリーズ」の日本での権利を得るためにアプローチを続けついに銀座で1号店をオープン。7,000万円の借金をしてまでブランド力を高めるため、銀座という場所にこだわったそうだ。当時は一杯200円以下の格安コーヒーが流行っていたがタリーズは一杯300円程と高いのでブランド力が必要だったのだ。

未経験のコーヒーショップを立ち上げて

松田さんは銀行員だったので、コーヒーショップで働くのも経営するのも初めて。そんな状況でとにかく自分の頭で考え、自分を信じて、やれることを実行していった。

 

従業員を大切にしたいという事で、社長も店長もアルバイトもタリーズで働く人は全員仲間という意味の「フェロー」と呼び絆を深めた。松田さんは「フェロー」を大切にして、体当たりで接していたようだ。

松田さんの想い

タリーズの採用面接で「夢と目標」について必ず訊くそうだ。活力に溢れた人生を送るためには「夢」と「目標」が必要で、誰でも「想像力(夢を膨らませる力)」と「創造力(目標を達成する力)」も持って生まれてきているから。

そんな松田さんが作ったタリーズジャパンの経営理念

〜一杯のコーヒーを通じて「お客様」「フェロー(従業員)」「社会」そして「株主」に新しい価値を創造し、共に成長する〜

・その一杯に心を込める

・お客様の期待を超越する

・最高の仕事の経験ができて、一人一人の可能性が広がる職場を作る。

・子供や青少年の育成を促すために地域社会に貢献する

・株主との信頼関係を築きあげる

今日の妄想

松田さんは「夢」と「目標」に向かって体当たりで行動をしていくとても熱い人ですね。自分も「夢」と「目標」を今以上に明確にしてビジネスでも成功したいです!