「14歳からの哲学 考える為の教科書」 by池田晶子
私が憧れている社長さんにオススメの本を貸してくださいと頼んだ所、この本を貸してくれた。私が「考える」ことについて考えたいと伝えた為、セレクトしてくれたのでしょう。
あたり前のことを、改めてヒモ解いていく
生きる事は「素晴らしいと思うか」「つまらないと思うか」という問いかけから始まり、みんなが当たり前だと思う事を、改めてヒモ解く。14歳向けの本なので哲学の用語はなく、分かりやすい言葉で説明がされている。そして誰にとっても正しい物差し「真実」を手に入れるには「考える」事が必要だと教えてくれてる。
14歳で思春期の人が社会に対して抱く疑問、「なぜ生まれてきたのか」など大人が応えるに困る事を、ハッキリと応えていくのでスッキリ感があります。私も14歳くらいの時は「なぜ生まれてきたのか」と良く考えていて、周りの人に話すと嫌な顔されるので一人で悶々としていました。
永遠の謎に挑む冒険者になる
「存在の謎」にぶつかる。存在している物を認識はできるが、なぜ存在してるのかの理由は分からないです。宇宙がどうやって生まれてきたかは科学で調べる事ができても、なぜ宇宙が生まれてきたのかは謎。謎は永遠に分からないと理解するからこそ考えるのであって、永遠に考えづつける事に価値があるのです。
こんな話がずっと続くので、矛盾に感じる事があったり、訳が分からなくなったりしますが、考える事で「生きていく事がすばらしい」という世界を選択できる事が分かりました。この本は何度も読んで理解を深めていくものなんだと思います。14歳からの~とありますが、40歳でも60歳でも読んで為になる哲学の本ですね。
今日の妄想
宇宙は私たちが住む宇宙を含めて、10の500乗個(これが何個かも想像できませんが)あると聞いたことがあります。人の想像力はどこまでも広げていけるんですね。私も、もっともっと広い世界を妄想していきます!
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