「妄想力」を高め、論理的に伝えるブログ

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「読書の方法 自分を成長させる本の読み方」 by久木田裕常

図書館の新刊コーナーを見て、この本を見つけました。今年のテーマが読書の私としては、効率の良く読書をしたかったので運が良かったです。

これからの読書の3つの常識

フェイスブックで『本が好き!倶楽部』ページを管理してWEB上やリアルで読書会を開催している心理カウンセラーである著者が、これからの読書の3つの常識

1)面白そうなところから読む

2)必要そうなところだけ読む

3)1つ知ったら、それ以上読まない

を提案していましたが、面白かったので全部読みました。序盤は「当たりの本」に出会う為の方法を説明。「楽しむための本」か「学ぶための本」かという目的を意識して、興味のある分野の本を選ぶ。読んでて飽きたら、読むのを辞めても良い。飽きた本を読むのって時間がかかるし吸収しずらいですもんね、私はこの事を確信したかったんです。

 

本を書く著者は1つの事を伝える為にその本を書いてます。「はじめに」「目次」「最終章」「あとがき」を読めばその本の伝えたい事が分かります。それでも、この本を読みたい思ったら読み通しましょう。

自分の成長の為に読む。スキルの成長・あり方の成長

自分の知識レベルに合った本を読めばスキルを成長させられるが、そのスキルを活用するには「あり方」を成長させる事が必要。その為に、自分の価値観は世界で唯一でなく、様々な世界がある事を知る。そうする事で世界を広げる事ができます。本を読む事で様々な価値観と出会い世界が広がり、共感できる人や物事が増える。これが人間の成長なんです。

読書をエンターテイメントへ! 1人で読む読書から、みんなで読む読書へ

子どもの頃から読書好きだった著者は人間嫌い、そんな著者の人生を変えたのが読書会。異なる考えの人を受け付けない著者が、読書会で自分と違う考え方がある事に面白さを感じ、相手の事がもっと知りたくなり行動をしていくのです。

 

本をクッションにしたコミュニケーションで共感をして、自分・相手・著者の軸が組み合わさった時に、本を自分の世界で最大限活用ができるのです。この共感をベースにした読書を「エンパシーリーディング」といい、下記の3つの質問の答えを考える事で実現できます。

1)著者の言いたい事は何ですか?

2)あなたの伝いたい事は何ですか?

3)相手の聞きたい事は何ですか?

 

共感をベースに上に多読できる「マルチリーディング読書会」には、加速学習メソッド「アクセラメンツ」に基づく7つのステップがあり、他人の考えを知る事で新しいアイディアが得られるという大きなメリットを享受できます。

【ステップ1】準備(楽しめる場所・環境)

【ステップ2】出会いを作る(参加者が安心する、自己紹介と参加目的のシェア)

【ステップ3】ウォーミングアップ(本のおおまかな内容把握)

【ステップ4】マルチリーディング(3つの質問を考え、答えを探す)

【ステップ5】気付きを深める(ステップ4の答えを参加者同士でシェア)

【ステップ6】ベイビーステップ(気づきを行動へ落とす、ハードルが低いタスク)

【ステップ7】スピーク&リッスン(読書会での気づき・学びをシェア)

読書と行動の両輪で、人生を変える

読書で得た知識を行動に移したときに世界が変わります。本を読むことでノコギリの歯を研いで効率的に木を伐れるのです。そこで出来た時間を自分の好きな時間に使い、豊かな人生を送りましょう。

 

読書が本当に楽しいのは、何回でもその本を読みたいと思い、毎回新しい発見のある本と出会えた時。本を読むことで自分の中の「宝石」を見つけ、読書会でかけがえのない「同志」とつながりましょう。

今日の妄想

人間嫌いだった著者が人に興味を持ち、人生を豊かにしていくきっかけとなった読書会。ちょうどこの本を読んでいる時に、リーディングファシリテーターの資格を持っている人が近場で読書会を企画しているとタイムリーな連絡が!1時間後にはその方とフェイスブックでやりとりをしていました。近いうちに読書会を体験できそうだ~