「妄想力」を高め、論理的に伝えるブログ

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「ふじのくに文化情報フォーラム〜対話する時代の、ネットワークを考える〜」

 

地元で活動する20人の方とそれぞれの課題について対話をするという趣旨の集まりで、街の仕掛け人大集合といった顔ぶれだったので参加してきました。

 

私が対話をした3つのテーマ

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会場の20個のテーブルにファシリテーターが1人座り、そこへ参加者4~5人が座り20分間対話をするスタイル。これを3回行うのですが、どのテーブルに座るかは主催者から指定されます。

 

課題その1 フューチャーセンター(以下、FS)を静岡に普及させていく為には

最初の課題はFSについて。私はFSが地元の大学研究室で毎週開催されている事を2週間前に知ったばかり。そして参加者5人中3人はFSの事を知りませんでした。FSでは多様な市民が対話をして、地域の課題解決に向けた「協働」を促されている。誰でも参加できるとはいえ、大学で開催されいるので、もっと一般人の身近な場所でやる・SNSで積極的に発信・課題解決に向けた行動の報告などの意見がでました。自分はFSという名前が硬くて敷居が高いイメージがあると言ってしまいました(ちょっと失礼だったと反省)。

 

課題その2 静岡の街の景観を改善し、他市町村との差別化を図るには

静岡市で建築物の設計・施工会社の社長を務めるアメリカ人がファシリテーター。日本の街並みは個性が分かりずらく、公的施設も入札で決められコスト優先で建てられるがそれでいいのか。日本人の私は普通だと思ってたので、新しい視点を得られました。まずは、市民が街の景観について意識持つことからでしょうか。

このファシリテーターさんは、中山間地にウイスキー工場を設計・施工をした時に、景観を意識して作られたそうです。自分も見に行った事がありますが、自然と調和してカッコイイ建物でした。

 

課題その3 山里の獣害対策としての狩猟に「まち」のちからを呼び込むには

鹿やイノシシが増えている問題。温暖化により、冬にイノシシなどの子どもが死ななくなった事が原因で、餌を求めて畑や街にやってくるそうです。狩猟が追いつかないので、「まち」の人手を借りたい。具体的には、山間部でイノシシなどを捕まえる罠を取り付ける人手が欲しいという事で、ワークショップ形式にして父親が子どもに食育や自然教育として参加するような提案。親子で山に筍掘りをする感覚かと思いました。ここ数年、ゴミ拾いをイベント化して人が集まっている事もあるので、地域の活動に参加して人と繋がりたいニーズを「罠の取り付け」というコンテンツにして実施できると思いました。

 

20分×3回の対話を終えて

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ファシリテーターが、対話をした内容を発表して、その場で飲み物とケーキバイキングができてきて、懇親会となりました。知り合いも多かったので、たくさんの方とお話しができ、新たな出会いもあり、ここにいる人たちが今後地域を盛り上げていくんだなと感じました。

 

講演「ローカルカルチャーの作り方~場×メディアで地域を編集する~」

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この対話の前に1時間程、編集者の影山裕樹さんが講演。近年東京のメディアが低迷して、フリーペーパーなどのローカルメディアが盛り上がっているというお話し。「雲のうえ」「ラ・コリーナ」「本と温泉」「食べる通信」「ヨレヨレ」「みやぎシルバーネット」「フリースタイルな僧侶たち」などの事例を紹介。

 

回覧板・掲示板などの地域の寄り合いが、ローカルメディアの元祖。ローカルの外ではなく内向きの発信で、読者と作り手が相互にやり取りし、「こうしたい」が想像を超える繋がり方をする事が求められる。人は賑やかで楽しそうな所に集まり、何もない場を楽しくて仕方ない場であるかのように伝えるのだ。こうしたユニークなメディアがある地域がこれからの文化を作る。

 

今日の妄想

主催者の方とも立ち話をして、こういった対話が日常的になって欲しいと熱い想いが聞けました。各ファシリテーターさんも今回のような対話の機会を増やしたいと言ってましたが、参加者(私)の当事者意識が高くなかった事が課題だと思いました。自分で「シズオカのジレンマ」と称して対話の機会を作っていこうかな~