「すべては一杯のコーヒーから」by 松田公太
会社の上司がオススメしてくれたので読んだ本。松田さんは1997年銀座でタリーズジャパンをフランチャイズで立ち上げた創業者。後に参議院議員にもなっている。
タリーズを始めたきっかけ
大学を卒業して大手銀行に就職をした松田さんは友人の結婚式で訪れたボストンで一杯3ドルもする「スペシャリティコーヒー」に出会い、発祥の地であるシアトルへ行きタリーズコーヒーの味に惚れる。「タリーズ」の日本での権利を得るためにアプローチを続けついに銀座で1号店をオープン。7,000万円の借金をしてまでブランド力を高めるため、銀座という場所にこだわったそうだ。当時は一杯200円以下の格安コーヒーが流行っていたがタリーズは一杯300円程と高いのでブランド力が必要だったのだ。
未経験のコーヒーショップを立ち上げて
松田さんは銀行員だったので、コーヒーショップで働くのも経営するのも初めて。そんな状況でとにかく自分の頭で考え、自分を信じて、やれることを実行していった。
従業員を大切にしたいという事で、社長も店長もアルバイトもタリーズで働く人は全員仲間という意味の「フェロー」と呼び絆を深めた。松田さんは「フェロー」を大切にして、体当たりで接していたようだ。
松田さんの想い
タリーズの採用面接で「夢と目標」について必ず訊くそうだ。活力に溢れた人生を送るためには「夢」と「目標」が必要で、誰でも「想像力(夢を膨らませる力)」と「創造力(目標を達成する力)」も持って生まれてきているから。
そんな松田さんが作ったタリーズジャパンの経営理念
〜一杯のコーヒーを通じて「お客様」「フェロー(従業員)」「社会」そして「株主」に新しい価値を創造し、共に成長する〜
・その一杯に心を込める
・お客様の期待を超越する
・最高の仕事の経験ができて、一人一人の可能性が広がる職場を作る。
・子供や青少年の育成を促すために地域社会に貢献する
・株主との信頼関係を築きあげる
今日の妄想
松田さんは「夢」と「目標」に向かって体当たりで行動をしていくとても熱い人ですね。自分も「夢」と「目標」を今以上に明確にしてビジネスでも成功したいです!