「妄想力」を高め、論理的に伝えるブログ

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「人生の雨も必要です」連続法話会へ参加 

地元のお寺の住職さんが企画している法話会。月1回禅のお話を聞かせてくれるのでたまに参加している。41歳になった私には、禅の考え方が心地よいのです。今回は「心の雨も必要です」というタイトルに惹かれた。自分も厄年なのか、雨が降っているような時期にさしかかり自分を見失う事もあった。

 

人生の雨で成長する

知的障害者支援施設「こころみ学園」川田昇さんを事例に説明される。この施設で育てられたブドウでつくられたワインが、2000年沖縄サミットの乾杯用に選ばれ、その品質を高く評価され「奇跡のワイン」と呼ばれる事になった。

 

そのブドウ畑は平均斜度38度という崖のような厳しい環境で、知的障害者たちによって作られている。その中で自分たちが作った物で人に喜んでもらえ、生きる力を育み自信が持てるようになったという。

 

何かに耐えた後だから、得られる喜び。豊かさの中では、自分の持つ力を発揮できず、衰えてしまう。

 

人生の雨を味方にする

「雑草の成功戦略」という本を例に紹介。大木になることも、綺麗な花を咲かせることもない雑草だが、悪条件でも環境に適応していく事で、他の植物を圧倒している。雑草にとって逆境は敵ではなく、自らの生存に必要な味方なのである。

 

宇宙飛行士の向井千秋さんは、3歳年下の弟が脚の骨がどんどん弱くなってしまう難病だった。その為、将来病気で困った人を助ける為に医者を目指し外科医となる。弟の難病という逆境を味方にしたのだ。

 

人生の雨を嫌わない

花を落としてしまう雨だが、次の花を咲かせる雨でもある。人は時々で「恵の雨」や「嫌な雨」と気分で受け止め方を変えてしまう。

 

心がしんどい時は休む。しっかり落ち込む事で、不思議と落ち込みから抜け出せる。「後ろ向きな自分」「ダメな自分」を愛する事が、実は前向きになる一番の方法なのだ。ポジティブとネガティブの両方の気持ちがあってこそ人間。どちらか一方に蓋をし続けたら、心のバランスを崩してしまう。

 

人生の雨は薬である

ある偉い方が弟子に薬草を取ってくるよう命じた。弟子はあらゆる場所を探したが、毒と呼ばれる物でも、よく考えるとすべて薬と受け止められる事に気づいた。弟子は偉い方に「薬にならない物はありません」と伝えたという。

 

今日の妄想

その時の自分にとっては逆境でも、後から振り返れば自分を成長させてくれたり、普段はできない行動をして、思わぬ成果を得られたりする事はよくあります。だから、逆境でネガティブになっても、その状況の自分を受け止める事で、その後の人生の薬になる。心理学を学んだ方の本を読んでも、ネガティブな自分を受け止める事を勧めている事が多い。常に前向きであるべきと、ネガティブな気持ちに蓋をすると痛い目に合う事は、私自身も味わってきた事。雨の日の過ごし方を学んでいきます。