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心がつながるのが怖い-愛と自己防衛 イルセ・サン

書店でタイトルが気になり立ち読みしたら、「愛情溢れる人間関係を築けたことが一度もない人」という言葉が自分にピッタリ。自己肯定感の低さを克服する為に役立つ事を期待して購入。

 

自己防衛とは

自己の内面や他者との距離を置いてしまう事。多くは幼少期に困難な出来事から自分を守る為に、必要な手段だった。しかし、その頻度が多いと大人になってからも、無意識に自己防衛という手段をとってしまう。その為、他者との心の交流に支障をきたし、深い人間関係が築けない。

 

自己防衛を無意識にとってしまう事が問題

愛情ある深い人間関係を求めているのに、他者によって心が傷つかないように距離を置いてしまう事に気づく。アクセルとブレーキを同時に踏んでいたのだ。今までは自己防衛している自覚がなく、なぜ上手くいかないのか、なぜ目標を達成したのに燃え尽きてしまうか分からずに苦しんでいた。

 

私は愛情と安全の両方を求めていた。今は、安全を求める事で人生を無駄にするか(それはあまりにも高い代償)、人生という川の流れに飛び込み泳ぎ始めるか選ぶ必要があると知る。不安で恐いが、後者を選んでいくつもりだ。

 

自己防衛をとる原因

この原因をじっくりと掘り起こす事で、行動(Doing)・心の在り方(Being)共に根底から変える事ができる。その為に自分と向き合う時間をとっていた。日記を書き万年筆は自分と向き合うパートナーとなっていた。読み返すと自分の感情が分かり、その感情を紐解いていくと幼少期のトラウマとなった出来事が思い出されていく。

 

顕在化された感情の陰に、別の感情が隠れている

怒りの陰には不安・無力感や悲しみが隠れている。怒りは表面化されやすい。隠れていた感情を表現する事で、他者と深く関係する経験が得られる。

 

悲しみを感じるのが傷を癒すプロセス

自己防衛をやめ悲しみを受け入れる事で、トラウマを解消する事ができる。しばらくは不安を感じるが、他者との新しい関わり方を覚えれば解消される。幼少期の悲しい気持ちを再び味わうのは、心に大きな負担がかかる。特に幼少期に身近にいた人(家族など)から愛を感じなかった場合は。しかし、この事が問題の核心であり、新たな関係性を築く原動力になる。

 

自分が傷ついていた事を、他者へ伝えられるようになれば深い関係性が築けるはずだ。人生の不適切なパターンの多くは、悲しみなどネガティブな気持ちを避ける事から生まれる。悲しみ・痛みなどを受け入れ、愛を求めている事を自分に許せば、心の自由が手に入る。自分の長所と短所を受け入れる事を恐れず、バランスのとれた良い人生を歩める。

 

自分らしく生きる

愛を感じる事は、ありのままの自分が受け入れられていると感じる事。人を愛する事は自分自身と他者を受け入れる事。人生は変化していくもの。自己防衛に気づき自分らしく生きる選択をする事で、新たな人間関係が生まれてくる。

 

今までのやり方では望んだ結果を得られないと認める事はとても苦しい。しかし、満足いく人生の過ごし方が他にもあるという発見のみが悲しみから解放してくれ、人生の大きな喜びにつながっていく。

 

だれでも大きな圧力にさらされない限り、今までと同じ安全な道を歩き続けようとする。痛みが強くなって初めて、安全な道から外れて新しい道を歩みだす。

 

自己防衛という迷路から抜け出すには自覚する事。自分と向き合わない事で、何が起きているか理解できず、困難な出来事を繰り返してしまう。自己防衛に気づき意識的に変化する事で、同じ失敗を繰り返す事から抜け出せる。そして、自分らしくある勇気を持ち、他者へ心を開く事で深い関係を築けるようになる。

 

今日の妄想

他者と深い関係性が築けない私が求める内容だった。条件反射的に自分を守ってしまう。ガラスの心を持っていると言われた事もある。初対面の人と話すのは抵抗がないが、深い関係になる前に自分から身を引いてしまう。親友が欲しくて仕方ないのに、なぜか身を引いてしまう。潜在意識に「信頼されたくない」というビリーフがあるからだ。分かっていても、心がそれを認めてくれなかったのだ。