「妄想力」を高め、論理的に伝えるブログ

「妄想力(想像力)」豊かに、自分の頭で考えるスキルをアップしたい。思考停止のアンカリングから脱却してクリエイティブに生きる!お気軽にフィードバックいただければ幸いです。

「えんとつ町のプペル」著者 西野亮廣さん講演会(前編)

絵本「えんとつ町のプペル」で話題の西野亮廣さんが、静岡でお話をすると聞いて参加。何かと話題の人なので気軽に聞いていたが、とてもとても強く良い刺激的な内容で感動した。サイン本もその場で購入。

 

西野亮廣さんは発達障害をカミングアウト
本人が言っていた話で、西野さんは発達障害で電子レンジが使えないのだ。不精な外見や早く強く喋るのは、発達障害だからなのかも。「西野さんの写真を撮るのはOKだけど、西野さんにポーズを求めたりするのはNG」とスタッフの方が言っていて、普通の人ではないという事が伝わってきた。

会場に入ってくるなり、「みなさん今日は何の話が聞きたいですか」「何の話が聞きたいか、そこに座ってる女性の方が決めてください」と言い出し、なんだこの人はと不快感を感じる事もあったが、とにかく常識の枠にはめられる人ではないのだ。

 

クラウドファンディング
えんとつ町のプペル」の制作費は1万人以上の人から5,000万円以上をクラウドファンディングで集めている。その目的はお金を得る事ではなく、いかに沢山の人が制作者として関わるという事。投資してくれた人全員が制作者であり、この絵本を宣伝してくれるから。そうして、1万部売れればヒットと言われる絵本を33万部販売した。

 

クラウドファンディングは信用をお金に変えるツール。認知度の高い有名人より、信用され人気のある人が成功している。認知度の高い人は広告的に価値のある人。飲食番組では嘘でも美味しいと言わなければならない。嘘を言わなければいけない状況に身を置く事になり信用を失ってしまう。ここで西野さんは具体的な有名人の名前を挙げていたので、ヒヤヒヤしたがとても分かりやすかった。

 

ホームレス芸人小谷さん
信用がある人の例としてホームレス芸人の小谷さんが紹介され、その場に小谷さんが登場。小谷さんは真っ赤な服を着てぽっちゃり体型でホームレスに見えない。お金は持ってないけどお金にも生活にも困っていないそうだ。

 

小谷さんの仕事は1日50円でさまざまな依頼に応えること。1日50円で一生懸命仕事をしてくれる。そんな姿を見た依頼主はお昼をご馳走したり、夜は飲みに連れていく。依頼主の女性と結婚する事になり、結婚資金をクラウドファンディングで集めた。投資するのは小谷さんを信用する過去の依頼主。お金を持っていなくても信用によって必要な物を手に入れる事ができる。

(後編へ続く)

なりたい自分になるセミナーに参加

知人が4年前に今回の講師に会ってから人生が劇的に良い方向に変わった。その知人が今回のセミナーを主催してくれたので迷わず参加。これだけで胸が熱くなるのだが、講師のお話も熱い内容だった。

 

結果は状態(気分)に比例する
ポジティブな状態で行動をすると、相手にポジティブに受け止めてもらえて良い結果がでる。ネガティブな状態だと悪い結果が出てしまう。とっても単純だが、良い結果をだしたければ、ポジティブな状態でいれば良いのだ。

その状態は意識的にコントロールする事はできない。行動によってコントロールするのだ。例えば、野球選手のイチローがバッターボックスに入る前に決まった行動をとるような事。自分の場合は朝散歩をすると意識がポジティブになる。他にもこういった行動を模索しよう。

 

自己イメージは脳でつくられる
状態によって得られた結果の積み重ねが自己イメージになるのだが、脳は防衛本能が働きマイナスの情報を溜め込むようになっている。それが思い込みとなり自己イメージになってしまう。

自分にとって都合の良い思い込みをするように、自分に仕向ければ良いのだ。

 

理想の自己イメージを持つ
その自己イメージを仕向ける方法をいくつか教えてもらったのだが、詳しく具体的な行動の説明に入る前に今日のセミナーは終了。500円で80分という設定なので、さわりだけ教えてもらった。この講師のセミナーだと4時間で数万円という内容だというから、今回は超お得だった訳だ。

 

今日の妄想
とっても分かりやすい内容だった。話し方も好感がもてるし、隣の席の人とワークをやって和ませてくれた。もっと詳しく知りたかったが、一気には身に付かないから、まずは教わった事をやってみよう。講師の方が監修した手帳がその場で買えたので高いけど買ってしまった。

自分としてはネガティブな感情の整理がついてきたので、これからは自己イメージを上げていきます!!

「おとなの小論文教室」山田ズーニー

ほぼ日刊イトイ新聞に連載されてる「おとなの小論文教室」のまとめ本。山田ズーニーの本を買ったことがあり、「考える」という事について影響を受けていたので2冊目購入。ズーニーさんはベネッセで小論文を担当し高校生の育成をしていたが、後に独立して研修やセミナーなども行っている。

 

「自分を表現する」というレッスンをしよう
学校教育では暗記や応用を教えていますが、自己表現は教えられていない。自分の思いと言葉を通じる表現をするには「考える力」が必要になってくるのだが、大人になっていざ取り組むと上手くいかない。

自己表現を妨げるもの
・自分の表現が相手にされない事
・自分の表現が批判される事
・自分の正体を知る事
・それによって自尊心が傷つくことや、人に嫌われること
・「早くて手軽」に手に入るものを消費する事に慣れている
・犠牲をはらったり、時間のかかる事をやりたくない
・成功が保証されていないところで、無駄をしたくない。

上記の対処法
・「考える・つくる・発信する」という環境を求めていくか、自分で整える
・人に知ってもらう機会を自分で作る
・勇気を出す。失敗を経験して恐れへの耐性をつくる。
・伝わった時の喜びを描く
・表現というものへの固定概念をなくすために、多様な表現のあり方を知る
例えば、今日着る服、1通のメール、話すこと、生活をつくる、人間関係をつくるなども自己表現
・便利で手軽には手に入らないものを、リスクをとって手に入れる習慣を養う。

自分一人では、自己表現を作るのは難しい

 

「考える」とは「問い」を探す事
「自分の進路をどうするべきか?」という大問題に、いきなり答えは出せない。まず「答え」ではなく「問い」を探すこと。問題を考えるのに有効で具体的な「小さな疑問文」をリストアップする。その「問い」に答えその答えにまた質問・・・自問、自答を繰り替えす。これが「考える」という行為。

まずは「何を考えなきゃいけないかが分かるまで」を目標に。いい質問をしてくれる人と友達になるもの有効だ。相談する時は答えじゃなくて、有効な「問い」をもらうと良い。逆に、相談されたら有効な「問い」を立ててあげよう。

読者から寄せられた有効な「問い」
・自分は誰と話す時が一番面白いと思うか。それは何故か。
・自分が今、一番身に付けたいことは何か。それはなぜか。
・仕事はしたいか。したくないか。
・30年経ってからいまの自分を振り返った時、何を思うだろうか。
・夢がある」って言っておきながら、本当の努力はしているか。
・自分のやりたいこと、できることで、世間の役に立つことは何か。


小論文は自分の意見を述べて、理由を論理的に説明する事
小論文は①書きたいことがある②ものごとをありのままに観る。この2点が必要で、まっさらな頭と心で文章を読み、自分で考えたことを書く。今やっている事、やろうとしている事、それを、一言で言えるだろうか。煮詰まったときは、一言でいう事を周りの人と試してみると良い。

 

「伝わる」と「伝わらない」の差は何だろう。
相手が必要としている事をさりげなく差し出すと「私のこと大事に思ってくれたんだ」となり、すぐに伝わる。「伝わる」ということは、世界の中の自分を発見することでもある。

著者が伝わらなかった時に原因は読者目線でなかったから。読者が見たとき、この雑誌は何か、面白いのか、いいことがあるのか直感で理解できないといけない。全部読んで良い悪いを決めるのではなく、パッと見て読むか読まないかを決めるのだ。そこで「要約力」が必要になってくる。もう一つ大事なのはこの雑誌に向かう「動機」を作ることでした。どんなにいい内容があっても、読者側に読む動機がなければ成立しない。それとプロモーション。編集時間を削ってでも営業を盛り立てること。存在を知ってもらわないことには何も始まらないのだ。


この時代に必要なのは「自分の頭を動かして物を考える力」
自分の頭で考える力をつけるには「問題発見力」「論理的思考力」の2つが基本となるが、これはトレーニングで身につける事ができる。プラスで歴史を流れ・関係をつかむ事。そして「自己表現力」何かひとつ、自分の内面を表し、人に伝える「手段」を持ち、継続して技術を磨き続ける事。最後に「コミュニケーション力」

そのために「情熱」「動機」など自分の心に火種のような物が必要だ。火種は「何かが好きでたまらない」「何かをよくしていこう」というポジティブな物だけじゃなく「考えずにいられない」「分からないから知りたくてたまらない」「今に不足があるから、なんとかしたい」とネガティブなものもある。動機は複数あった方が良い。自分から湧き出る思いに忠実であり、学んだ事を継続的に実行する事が大切。

例として子供が勉強に向かう6つの動機
・学習自体が楽しい
・他者につられて
・知力を鍛える為
・プライドや競争心から
・仕事や生活に活かす
・報酬を得る手段として

 

人間関係はゴールではない
相手の気持ちを考えすてぎ、距離を取りすぎている事。その事が問題ではないだろうか。お互いの気づかいが、それぞれの希望とズレている。その為、お互いの事を考えていないかのような錯覚が起こる。直感的にこれが良い・面白いと思った事に遠慮をしてはいけない。

望む反応が返って来る来ないは全然かまわない。これが捨て身になるということでもあるし、相手を信じるという事だ。自分のことを考え切ることが、グルっと回って相手の意思を尊重することになる。相手が、自分の望む反応をしないと怨んだり、相手への執着がなかなか諦められないのは、相手に気に入られようと思って不本意なことをする事が原因。

批判が人を成長させる事はない。批判と向き合う事は時間の無駄で。ストレスを溜め込み一時的に自信を失ってしまう。言いにくいことでも、ズバっと言ってあげることが、相手の成長に必要だと考え、自分が憎まれ役になる事も惜しまなかったが、あまり意味がないことだ。

みんな良くなったり、悪くなったりといったり来たり失敗しながら進んでいる。人間である以上、永遠の右肩上がりというのはありえないのだ。

今日の妄想
私も自己表現が苦手だ、人前でしゃべるのは緊張してしまう。でも、最近自己表現がしたくなってきたのだ。そこで「考える」というスキルが必要になってくる。この本は端々にヒントになる言葉があるのだが、消化不良な感じだ。

私がブログを書く理由を聞いてください

41歳にして自分を表現したいという欲がでてきた。仕事ではフリーペーパーやWEBのポータルサイトを運営するメディアの仕事をしている影響ではあるが、プライベートでミニイベントを自主的に開催もしている。その中で自分の考えを反映させている部分もあるのだが、もっと色々な事がやりたくなってきたのである。

 とはいえデザインや音楽など特別な手段をもっていないので、FacebookTwitterInstagramなどのSNSで普段は発信している。これに加えてこのブログを自分を表現を蓄積する場所にしていきたい。そして表現する際の資源としては、自分の想像力しかないなと思っている。自分では想像だと思っているが、周りに妄想だと言われる事がある為、ブログのタイトルに妄想力という言葉を使っている。

 ブログを書く事の参考にしているブログを紹介したい。

◾️No Second Life
http://www.ttcbn.net/no_second_life/

◾️わかったブログ
http://www.wakatta-blog.com/

◾️Chikirinの日記
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/

◾️おとなの小論文教室
https://www.1101.com/essay/

これらのブログを参考にしているのだが、書き方というよりもブロガーさん自体の人間力を発信している為に、オリジナルで唯一無二のコンテンツになっている。共通するのは自らの考えをより深く考えて行動して起こったプロセスを発信している事だと思っている。

もちろんブログを見る人へ向けて発信しているので、見る人のメリットのある情報をアップしているが、他サイトでは得られない身近な情報となっている。ブロガーさんの人生観や理念を知りたがっているファンへ、幸せになる為のスキルを教えてくれているようにも感じる。

私はこういったブログで発信する事を続けて、自分の考え蓄積しながら「考える」「伝える」などのスキルも磨いていきたい。その先に今プライベートでやっているようなミニイベントを、ニーズを解決するメディアとして複数作りビジネスでやっていきたい。良いサービスやメディアがあったとしても、ビジネスとして成立しないと継続した提供が難しいと考えている。特に私の住んでいる地域のような地方にとっては、ビジネスを成立させて雇用を生み税金を払う事が、一番地域を元気にする事だから。

こんな事をやっていきますので、応援してもらえたら嬉しいです。

「未処理の感情に気付けば問題の8割は解決する」城ノ石ゆかり

未処理の感情とその影響

私たちの悩みの大半は、心の中の未処理の感情が引き起こしている。未処理の感情は意識されずに現実の行動へ影響するため、なぜ上手くいかないのか気づく事が難しい。心が傷ついた事を認められず処理されないまま心に押し込め、潜在意識に収められている。

 

未処理の感情は日常のストレスに過敏に反応する。エネルギーの7割をこの感情を抑える為に使う人もいる。これに気づかずに頑張る事はアクセルとブレーキを同時に踏む事であり、思い望む成果を得られず自分を見失ってしまう。自分の人生が未処理の感情にコントロールされている事に気づいていないのだ。

 

未処理の感情の多くは、幼少期に感じた「幸せに暮らしたい」「贅沢をしたい」等の感情を感じてはいけないと思い込み、心の中に封じた為に大人になってからも自ら幸せを拒んでしまう。

 

 

未処理の感情により歪んだ認知を修正するABC理論

感情には構造があり、取り扱い方がある。未処理の感情は心の中で複雑に絡まり、本人にとって最も取り出しにくい場所に存在している。それを解きほぐすのがABC理論だ。

 

A:Activating event(出来事)

B:Belief(信念・固定観念・認知)

C:Consequence(結果・感情)

 

ABC理論では感情(C)は出来事(A)によって起こるのではなく、出来事(A)に対する認知・捉え方(B)によって生み出される。つまり人の感情はA→B→Cの順番で湧き起こっている。無意識に選択している認知・捉え方(B)が変われば、同じ出来事が起こったとしても感情や結果を変える事ができる。(B=ビリーフ)を意識化すると、感情や結果に対して落ち着いて対処できるようになる。

 

このABC理論のワークショップを紹介しよう

① (A)相手に冷たい態度をとられる (B)私が相手に失礼な事をしたと思う→(C)不安になる

② (A)相手に冷たい態度をとられる (B)相手は機嫌が悪かったんだと思う→(C)私の気持ちに影響はない

①と②では(A)は一緒なのに(B)が変わる事で、(C)を変える事ができている。

 

物事が上手くいく人は成功できるビリーフを選び行動する。目標達成にはガムシャラな行動ではなく、どんなビリーフを選び行動するかが重要。同じ失敗を繰り返す場合は、歪んだビリーフが歪んだ現実を作り出しているのだ。

 

歪んだビリーフを形成する過程

両親を愛し信じて頼らないと生きていけない子どもが、「親を信じられない」と思った時に心がシャットダウンする。これは無意識のうちに心が発動する自己防衛機能の事で、感じる事を強制終了してしまう。

 

この時に「人を信じられない」という初めての感情をどう処理するか分からずに心の中に閉じ込めた。「信じられない人がいる」事を認めたら危険だと認知し「人を信じなければならない」という歪んだビリーフを形成する事になる。

 

ビリーフを作り出した未処理の感情にOKをだす

歪んだビリーフに気づき、それを作り出した未処理の感情にOKを出す。そうするとビリーフを書き換えたり緩めたりできる。この歪んだビリーフを掘り下げると根源的ビリーフが見えてくる。根源的ビリーフには「私は○○でなければ~できない」というような条件付きの存在価値がつきまとう。

 

先ほどの例では「親を信じられなかった」という未処理の感情に「許し」を与えれば良い。「ああ、この親を信じられなかったんだな」と思うだけで、その「許し」は起こる。「誰かの一部分が信じられない人がいるのは自然な事だ」「誰かの一部分が信じられなくても、自分に価値がないわけではない」とビリーフを置き換える事ができるようになる。

 

不安を受け入れ自分の人生を生きる

不安を呼び起こしたビリーフと未処理の感情に気づき認める。そして不安を感じている自分を許し、その不安を素直に人に伝える事で現実が変わっていく。

 

ビリーフを意識した上で行動をして、小さな変化を受け入れる事でビリーフが置き換えられる。ビリーフを選択するというチャレンジをする時に、最初はドキドキして大きく揺れていた感情の振り子が、真ん中に落ち着いてくる時が必ずくる。

 

こうして自分の人生を生きる力が養われ、自分が自分の中心にいるという安定感を得る事ができる。今までのようなノウハウや成功事例を学ぶことより、自分が何を感じ何をするかという「自分を取り扱う力」がこれからの時代の新しい基準になってくる。

 

今日の妄想

私はたくさんの歪んだビリーフを持っている。多くは小学校低学年位に心が傷ついた事による未処理の感情が原因。以前は心が傷ついた事を認められなかった。しかし、ビリーフに目を向け自分と向き合い続ける事で、傷ついていた事を認め未処理の感情に気づく事ができた。この気づきの後にこの本を読んだのだが、簡潔に説明されている事に驚く。著者が未処理の感情を癒す講座や、インストラクター養成を実施しているのに興味もつ。場所が近かったら講座を受けたいです!

心がつながるのが怖い-愛と自己防衛 イルセ・サン

書店でタイトルが気になり立ち読みしたら、「愛情溢れる人間関係を築けたことが一度もない人」という言葉が自分にピッタリ。自己肯定感の低さを克服する為に役立つ事を期待して購入。

 

自己防衛とは

自己の内面や他者との距離を置いてしまう事。多くは幼少期に困難な出来事から自分を守る為に、必要な手段だった。しかし、その頻度が多いと大人になってからも、無意識に自己防衛という手段をとってしまう。その為、他者との心の交流に支障をきたし、深い人間関係が築けない。

 

自己防衛を無意識にとってしまう事が問題

愛情ある深い人間関係を求めているのに、他者によって心が傷つかないように距離を置いてしまう事に気づく。アクセルとブレーキを同時に踏んでいたのだ。今までは自己防衛している自覚がなく、なぜ上手くいかないのか、なぜ目標を達成したのに燃え尽きてしまうか分からずに苦しんでいた。

 

私は愛情と安全の両方を求めていた。今は、安全を求める事で人生を無駄にするか(それはあまりにも高い代償)、人生という川の流れに飛び込み泳ぎ始めるか選ぶ必要があると知る。不安で恐いが、後者を選んでいくつもりだ。

 

自己防衛をとる原因

この原因をじっくりと掘り起こす事で、行動(Doing)・心の在り方(Being)共に根底から変える事ができる。その為に自分と向き合う時間をとっていた。日記を書き万年筆は自分と向き合うパートナーとなっていた。読み返すと自分の感情が分かり、その感情を紐解いていくと幼少期のトラウマとなった出来事が思い出されていく。

 

顕在化された感情の陰に、別の感情が隠れている

怒りの陰には不安・無力感や悲しみが隠れている。怒りは表面化されやすい。隠れていた感情を表現する事で、他者と深く関係する経験が得られる。

 

悲しみを感じるのが傷を癒すプロセス

自己防衛をやめ悲しみを受け入れる事で、トラウマを解消する事ができる。しばらくは不安を感じるが、他者との新しい関わり方を覚えれば解消される。幼少期の悲しい気持ちを再び味わうのは、心に大きな負担がかかる。特に幼少期に身近にいた人(家族など)から愛を感じなかった場合は。しかし、この事が問題の核心であり、新たな関係性を築く原動力になる。

 

自分が傷ついていた事を、他者へ伝えられるようになれば深い関係性が築けるはずだ。人生の不適切なパターンの多くは、悲しみなどネガティブな気持ちを避ける事から生まれる。悲しみ・痛みなどを受け入れ、愛を求めている事を自分に許せば、心の自由が手に入る。自分の長所と短所を受け入れる事を恐れず、バランスのとれた良い人生を歩める。

 

自分らしく生きる

愛を感じる事は、ありのままの自分が受け入れられていると感じる事。人を愛する事は自分自身と他者を受け入れる事。人生は変化していくもの。自己防衛に気づき自分らしく生きる選択をする事で、新たな人間関係が生まれてくる。

 

今までのやり方では望んだ結果を得られないと認める事はとても苦しい。しかし、満足いく人生の過ごし方が他にもあるという発見のみが悲しみから解放してくれ、人生の大きな喜びにつながっていく。

 

だれでも大きな圧力にさらされない限り、今までと同じ安全な道を歩き続けようとする。痛みが強くなって初めて、安全な道から外れて新しい道を歩みだす。

 

自己防衛という迷路から抜け出すには自覚する事。自分と向き合わない事で、何が起きているか理解できず、困難な出来事を繰り返してしまう。自己防衛に気づき意識的に変化する事で、同じ失敗を繰り返す事から抜け出せる。そして、自分らしくある勇気を持ち、他者へ心を開く事で深い関係を築けるようになる。

 

今日の妄想

他者と深い関係性が築けない私が求める内容だった。条件反射的に自分を守ってしまう。ガラスの心を持っていると言われた事もある。初対面の人と話すのは抵抗がないが、深い関係になる前に自分から身を引いてしまう。親友が欲しくて仕方ないのに、なぜか身を引いてしまう。潜在意識に「信頼されたくない」というビリーフがあるからだ。分かっていても、心がそれを認めてくれなかったのだ。

 

 

「人生の雨も必要です」連続法話会へ参加 

地元のお寺の住職さんが企画している法話会。月1回禅のお話を聞かせてくれるのでたまに参加している。41歳になった私には、禅の考え方が心地よいのです。今回は「心の雨も必要です」というタイトルに惹かれた。自分も厄年なのか、雨が降っているような時期にさしかかり自分を見失う事もあった。

 

人生の雨で成長する

知的障害者支援施設「こころみ学園」川田昇さんを事例に説明される。この施設で育てられたブドウでつくられたワインが、2000年沖縄サミットの乾杯用に選ばれ、その品質を高く評価され「奇跡のワイン」と呼ばれる事になった。

 

そのブドウ畑は平均斜度38度という崖のような厳しい環境で、知的障害者たちによって作られている。その中で自分たちが作った物で人に喜んでもらえ、生きる力を育み自信が持てるようになったという。

 

何かに耐えた後だから、得られる喜び。豊かさの中では、自分の持つ力を発揮できず、衰えてしまう。

 

人生の雨を味方にする

「雑草の成功戦略」という本を例に紹介。大木になることも、綺麗な花を咲かせることもない雑草だが、悪条件でも環境に適応していく事で、他の植物を圧倒している。雑草にとって逆境は敵ではなく、自らの生存に必要な味方なのである。

 

宇宙飛行士の向井千秋さんは、3歳年下の弟が脚の骨がどんどん弱くなってしまう難病だった。その為、将来病気で困った人を助ける為に医者を目指し外科医となる。弟の難病という逆境を味方にしたのだ。

 

人生の雨を嫌わない

花を落としてしまう雨だが、次の花を咲かせる雨でもある。人は時々で「恵の雨」や「嫌な雨」と気分で受け止め方を変えてしまう。

 

心がしんどい時は休む。しっかり落ち込む事で、不思議と落ち込みから抜け出せる。「後ろ向きな自分」「ダメな自分」を愛する事が、実は前向きになる一番の方法なのだ。ポジティブとネガティブの両方の気持ちがあってこそ人間。どちらか一方に蓋をし続けたら、心のバランスを崩してしまう。

 

人生の雨は薬である

ある偉い方が弟子に薬草を取ってくるよう命じた。弟子はあらゆる場所を探したが、毒と呼ばれる物でも、よく考えるとすべて薬と受け止められる事に気づいた。弟子は偉い方に「薬にならない物はありません」と伝えたという。

 

今日の妄想

その時の自分にとっては逆境でも、後から振り返れば自分を成長させてくれたり、普段はできない行動をして、思わぬ成果を得られたりする事はよくあります。だから、逆境でネガティブになっても、その状況の自分を受け止める事で、その後の人生の薬になる。心理学を学んだ方の本を読んでも、ネガティブな自分を受け止める事を勧めている事が多い。常に前向きであるべきと、ネガティブな気持ちに蓋をすると痛い目に合う事は、私自身も味わってきた事。雨の日の過ごし方を学んでいきます。