「妄想力」を高め、論理的に伝えるブログ

「妄想力(想像力)」豊かに、自分の頭で考えるスキルをアップしたい。思考停止のアンカリングから脱却してクリエイティブに生きる!お気軽にフィードバックいただければ幸いです。

初めての議会傍聴

地元の県議会を傍聴に行ってきた。私が今月訪問したポートランドのつぶやきを見て、知り合いの議員さんが声をかけてくれた。

 

初めて生で見る議会の雰囲気

会場に入るとテレビで見る国会のようなレイアウトで、会場後方上段の傍聴席に座る。周りは70代と思われる男女と、学生さんの団体が座っている。

 

少子高齢化

やはりこの話題が一番多かった。県の高齢(65才以上)化率は28.2%と過去最高になる。2~3人の子どもを持ちたい家庭の環境整備をして、出生率を上げていく事が求められる。私も3人の子どもがいるが、経済的な不安が大きいし、このような理由で子どもは1人が限界という人も多い。

 

各市町で転入者に補助金を支払うなど子育て支援策を実施しているが、限られた人口を割り振って良いるだけで、根本的解決にはなっていないのでは。

 

高齢者に対しては在宅医療を促進し、健康寿命を伸ばして介護を必要とする人を減らしていく。認知症の人が暮らしやすい環境をつくる。

 

教育について

予測困難な変化の激しい社会で、生きる力を養うアクティブラーニングで主体的に学ぶ人材を育てる。ICT(情報通信技術)も促進しタブレット端末とwifiを学校へ導入を進めている。

 

他地域の事例

香川県出生率向上策

千葉大学 未来シュミレーター

 

ポートランドの事例

ポートランドでは1995年に2040年成長構想が策定され、都市境界線(UBG)により、都市と農村の開発方針を分けてコンパクトな都市開発を進めた。これにはメトロと呼ばれる地域政府による成長管理施策であった。静岡県の人口と住居面積の話も議会で話題になっていた。

 

一部の高速道路を撤去するなどして自動車の利用を減らし、路面電車や自転車の利用を促進していった。これによって中心街へ人が集まり交通渋滞が緩和された。

 

和歌山県ポートランドの街づくりを取り入れていて、ポートランドの職員に来てもらったり、ポートランド州立大学へ研修に行っている。

 

今日の妄想

県の議会でどんな事が議論されているか知る事ができ、議会が身近に感じられた。この話が議員や県の職員の行動にどう落とし込まれて、どのように進捗していったかや予算の配分など知りたくなった。

 

他にも、空き家・多様生・水産資源の減少による、陸上養殖の活用・県立図書館の活用・伊豆市の観光防災まちづくり・公文書の公開・東京オリンピックへ向けた文化プログラム・県土利用・空港活用・津波対策・など幅広い話題が出た。

 

すべての県民の為にという発言がある中、県知事は「選択と集中」と言う。ひょっとしたら相反する考えをもっているのではと印象に残った。

 

マーケティング4.0−スマートフォン時代の究極法則(後編)

エンゲージメントを強化し、顧客を認知→行動→推奨へ
コンテンツマーケティングは口コミを生み出す為に、ターゲットに役立つコンテンツを、制作・編集・配信・拡散するマーケティング手法である。このコンテンツの制作の前(目標設定・ターゲティング・プランニング)と後(配信・拡散・評価・改善)をしっかり行う事が重要である。

 

顧客を認知から行動に進ませる事に成功したら、次に行動から推奨に進ませる最後の段階こそがデジタル経済の最大の要素。スマホSNSの普及により、推奨の力が最大限に発揮する事が可能となった。その手法としては下記の3つを組み合わせて使いエンゲージメントを強化する。
1)スマホアプリを使って顧客経験を高める
2)顧客を口コミに参加させ、ソリューションを提供する
3)ゲーミフィケーションにより、顧客行動を促進する

 

企業が提供するものとして、喜び→経験→エンゲージメントを築き自己実現の手段がある。個々の顧客の不安・欲求に対処する経験と、人生を変えるようなパーソナリゼーションを計画的にデザインするのである。

 

今日の妄想
企業戦略を立てる時にマーケティング計画が非常に重要になってくる。その手法がスマホが普及した事で劇的に変わったことでマーケティング4.0が求められた。SNSでの口コミが目的とされる。

 

ここで「市場を開拓してお客さんを創ること」であり、変化し続けるマーケティングの歴史を振り返ってみる。

 

マーケティング1.0(1900〜1960年代)
産業革命により大量生産が始まり、良いものを作って伝えれば(マス)売れる。コンセプトは製品管理。

マーケティング2.0(1970〜1980年代)
商品が飽和し機能だけでは売れなくなった。その為、ターゲットを満足させるための分析や、ターゲットを絞った宣伝手法で売っていた。コンセプトは顧客管理。

マーケティング3.0(1990〜2000年代)
インターネットの登場で情報が普及。企業と消費者の関係が縦から横へシフト。人間の感情にも焦点をあてるようになった。コンセプトはブランド管理。

マーケティング4.0(2010年代〜)
モノや情報が溢れ、精神的価値を重視。理想の価値観と企業の価値観の合致が重要でブランドの必要性も上がる。コンセプトは関係性の管理。

 

このように進化してきた。マーケティング4.0では顧客は自己実現を求めている。高い機能性で便利なのは前提で、人間の不安・欲望を満たしてくれるブランドが選ばれている。これを実践で生かせれば、色々な課題を解決する事ができるとても価値のある分野だ。

 

マーケティング4.0−スマートフォン時代の究極法則(中編)

 

マーケティング4.0の目的は顧客を認知から推奨に進ませる事
重要な目標はブランドを推奨する顧客を増やす事だ。新しいカスタマージャーニー認知(aware)・訴求(appeal)・調査(ask)・行動(act)・推奨(advocate)の5Aに沿って考えると、購買行動率(PAR)とブランド推奨率(BAR)二つの指標が重要になる。

 

この指標を使いPARとBARのスコアを下げてる原因を把握し改善ができる。カスタマージャニーの5Aの全階段をひとりの脱落者もなく通過できるよう、どのように介入すべきかによって。

 

ではどんなブランドが魅力的なのか。それは人間らしさがあり、対等な友人として双方向の交流ができる物が求められている。だれかにそのブランドのことを尋ねられた時に、説得力のある形で登場させることがマーケターの役目。その為、コンテンツは「検索可能」で「シェア可能」でなくてはならない。

 

マーケティング1.0(製品中心)とマーケティング2.0(顧客中心)の進化系としてマーケティング3.0(人間中心)を紹介した。マインドとハートとスピリットを持つ顧客にアプローチし、機能的・感情的ニーズだけでなく潜在的な不安や欲求にも対応する。

 

人間の潜在的な不安・欲求を明らかにする3つの手法
下記の3つが代表的
1)ソーシャル・リスニング
SNSなどでブランドがどのように語られているかモニターする。顧客は同じ立場の人には率直な意見をする為、心の奥底の不安・欲求を表現する。SNS上のビッグデータを解析するツールにより調査をする。

 

2)ネトノグラフィー
マーケターがコミュニティに参加し、そこの人間関係に深く関わり交流することでコミュニティーメンバーと共感を深める。その為にはマーケターは目的を正直に伝え、メンバーの承認を得ることが重要。

 

3)共感的リサーチ
ネトノグラフィーよりもコミュニティに深く関わり、マーケターがメンバーと直接会って観察したり、対話やブレインストーミングや協働を通じて知見を統合する伝統的な民族学に近い手法。

 

これらの手法で顧客の不安・欲求を明らかにすると共に、ブランドの人間的側面を見せる事が大事だ。他者を引きつける特性である①身体的魅力②知性③社交性④感情性⑤パーソナビリティ⑥道徳性の6つを示さなければならない。

 

マーケティング4.0−スマートフォン時代の究極法則(前編)

私はマーケティングの仕事をしている。マーケティングといえばフィリップ・コトラー氏が有名で、その最新理論4.0はスマホによる社会変化によって生まれた。

 

F(友達・家族・ファン・フォロワー)を信頼する
ブランドが一方的に発信する情報は嫌遠され、Fファクターが発信する情報が信頼される。その為、ブランドは顧客と仲間や友達のような横の関係である事が望ましい。デジタル化が進むと、顧客は人間的な触れ合いを強く求める様になる。

 

イノベーションは横のつながりから生まれる様になっている。企業が社内の資源だけで成功する事は不可能になっていて、外部からアイデアを募り社内の能力を使って商品化する事が求められる。

 

持続性(顧客と企業がスマホで繋がっている)の高い社会へ
接続性の高い社会において、企業にとっての課題はオンラインとオフラインの要素を使い総合的な顧客体験を作り上げることである。人間の注意力は2,000年から13年間で12秒から8秒になった。スマホに絶えず大量の情報が送られ、一つの情報にかける時間が短くなっている。

 

接続された世界で企業は不利益な情報を隠す事はできない。誠実である事が前提だが、好意的な意見と批判的な意見の両方がある事で魅力的な口コミが発生する。企業が目指すべきは、好意的な口コミを発信するファンの獲得だ。

 

接続された世界でマーケティング担当者は、若者・女性・ネティズン(世界の利益の為にネットを発展させる為に積極的に活動する人々)へ集中するべき。彼らがインフルエンサーでありゲームチェンジャーなのだ。そして彼らの友達として力になりたいと心から思って行動をしなければならない。

 

共創はデジタル経済の新たな開発戦略
コンセプト考案の初期段階から顧客を巻き込んだ共創はが成功率を高めてくれる。接続された世界では、企業と顧客が能動的に関わる事で透明性の高い利益獲得活動をする事ができる。こうして企業と深く関わった顧客はエンゲージメントを築き、好意的な口コミを発信する。

 

究極の目的は。顧客を感動させて忠実な推奨者にする事である。その手段として共創により顧客エンゲージメントを強化していく事が求められる。

 

ゼロイチセミナー 赤木優理

新規事業の手法が知りたくて東京まで行ってきた。会場はシェアオフィスで、参加費無料。飲み物とおにぎり2つがついてお得な内容。参加者は大手企業の新規事業担当者が20名程度。

 

イノベーションを起こす起業家と会社員の違い
講師の赤木さんはこの違いを研究している。
◾️会社員=正常な人
◾️起業家=発達障害みたいな人
という話から始まり、赤木さんも起業家で発達障害をカミングアウト。記憶力が良すぎて嫌な事が忘れられず苦しんでいる。startUp44田寮というコワーキングスペースを運営していて、一期生にはschooの社長が在籍。

会社員である正常な人が、起業家と同じ手法をとってもうまくいかない。という事で正常な人でもイノベーションが起こせるように、体系立てて講義を進めてくれた。

 

新規事業創出ナレッジ=「1人の顧客」理論
顧客の状態は下記の3層に分かれる。
1) 「不安(非ユーザー)」
2) 「問題(ユーザー)」
3) 「課題(お金を払ってくれる顧客)」
この3層に対して既存事業でカバーされているのがレッドオーシャンで、それ以外の事業になっていない部分がブルーオーシャン。3)の顕在化されてないニーズを持つ人を「1人の顧客」と呼び、解りやすいモデルが自分自身だという。このターゲットに対して課金をしていく事でナレッジが蓄積。その後に2)を顧客教育して3)へ導く事で新たなマーケットが創造される。

 

3つの海に潜む5つのイノベーション手法
ブルー・ピンク・レッドオーシャンに下記イノベーション手法がある。
1)シェア拡大型 商品ラインナップを増やす
2)リプレイス型 新技術×既存ニーズ。例、ユニクロヒートテック
3)ブルーオーシャン型 フェイスブックiPhoneなど
4)新市場ヨコ展開型 グローバル展開
5)OPENイノベーション型 ベンチャー企業とコラボ

それぞれアプローチ方法も違うのだが、1)2)は企業が普段から行っている手法で、レッドオーシャン。4)5)はピンクオーシャンになり、大手企業にはピンクオーシャン狙いが推奨。ネックは、5年後にはレッドオーシャンになってしまうのと、文化の違うベンチャーとのコラボが難しいそうだ。買収しても、彼らは早期に退職する事が多い。

 

非連続イノベーションに最適な人材を覚醒&発掘するか
では、会社の誰が適任かという事だが、日常業務の中でイノベーションのスキルを使う場面がなく、本人も自覚してないので探すのが難しい。素質のある人が既存業務と切り離された場面で、起業家体験を積み重ねればスキルが覚醒する。その環境を作る事が講師赤木さんのミッション。

 

どんなスキルを持った人なのかは赤木さんが作った30項目があり細かい資料をもらえた。ブルーオーシャン型の人材には下記のスキルが求められる。
パラダイムチェンジャー 常識や前提をひっくり返す能力
・アイディアホルダー 未来を先読みする力
・サービススターター 初期ターゲットが求めるサービスを構築、言語化、視覚化
・プロトタイプメーカー フィードバックが得られるレベルの試作品を作る
・スカウトマン 事業パートナーを巻き込み前に進める
マイルストーンデザイナー プロセスを描き管理・修正する力
思ったより幅広いスキルが求められる。

 

今日の妄想
自分や一緒に参加した方も新規事業にこのような構造がある事に感動していた。今までは新規事業と漠然と取り組んでた事に気付いた。この事は経営者でも知らない事が多く、まずは、この戦略について社内で共有する必要がある。赤木さんは6名以上集めれば(東京23区限定)無料で出張講義をしてくれる。とにかく、赤木さんのお話が分かりやすく面白かった!

我が子が主役の町。キッザニア

初めてキッザニアへ行ってきた。メキシコ発祥の子ども向け職業体験テーマパーク。妻と3人の娘たちは何度か行った事があり、朝7時から並び(開店は9時)アレとアレを体験んするという予定をたてていた。

 

2/3スケールの職業体験ビレッジ
90種もの職業体験が並ぶ街があるのだが、子どもサイズに合わせて建物や通路を走る車も約2/3スケールになっている。職業体験ブースは企業が直接手がけている為クオリティが高い。

 

職業体験ブースの会社がスポンサー
スポンサーは大手企業がほとんど。子どもが働く喜びを体験する事で、子どもと保護者へ特別なブランドとして親しみを持って認知をしてもらえる。集客力のある施設で宣伝効果もあり、スポンサー企業で働く社員のモチベーション向上にもなる。将来の採用にもプラスに働くだろう。

 

ブース毎のコスチュームが可愛い
消防士体験なら、消防士の制服を着て。ピザ屋体験なら、お店のロゴ入りエプロンと帽子を被って。と、ブーズ毎に可愛い制服を着せてもらえる。これが親にとっては嬉しくて、キュンキュンしているお母さんがたくさんいた。

 

子どもにとって、親にとって満足度が高い3つの理由
我が娘たちも大満足だったが、妻や私も大満足だった。その理由が3つあった。
1)子どもの教育に良い。
職業体験してキッザという通貨で給料をもらい、買い物をしたり貯金したりと本格的な体験ができる。親としては良い教育ができた実感があり満足度が高い。

2)主役になった我が子が見れる。
子どもに合わせたスケールの街と可愛いコスチュームにより、我が子が主役に見えて親として喜ばしい。

3)子どもが喜ぶ。
小学生くらいの子どもは、工作やワークショップが好きで、キッザニアのクオリティの高さに大喜び。さらに作ったお菓子や食べ物、撮影した画像をDVDで持ち帰れ思い出に残る。

私的には、2)の「我が子が主役になっている感」が親心を刺激しているのを強く感じた。親にとって自分の子どもは特別だし、子どもが主役になれば格別に嬉しい。そういう機会は滅多にない上に、教育の要素が加わり高い付加価値となっている。

 

今日の妄想
月曜日なのに入場規制される人気施設。親が子を思う気持ちを満たす要素が素晴らしい。教育・愛情を体験で共有できる時間を過ごせ、リピーターになりそうだ。キッザニアのように「本格的な体験による教育+我が子が主役」をアウトドアのフィールドで実現したいな。

 

13年勤めた会社を、あと1ヶ月で退職

来月から別の会社で働かせてもらうので、後輩に業務の引き継ぎをしている。当たり前だが、徐々に自分の役割が無くなっていくことがとっても寂しい。

 

29歳の時に今の会社に入って、たくさんの貴重な経験をさせてもらった。成長をして色々な事が出来るようになった。会社の外で個人的にイベントを企画する事もあり、もっと色んな事ができるんではないかとワクワクしている。

 

気がつくと社長もこんな気持ちで25年前に起業したのではと気づく。いつの間にか私は社長の背中を追っていた。私の会社は地域で自社ブランドのメディアを運営して、売上をあげて従業員を雇い税金を支払っている。普通の事だが、とてもカッコイイ事だと思っている。最高ではないか、これを地域貢献と言わず何と言うのか。

 

私は社長のように起業する訳ではなく次の会社で働く。でも気持ちは社長が起業した時の思いを、私も思い描き転職をすると思っている。自分ブランドのメディアを作りたいんだ。そして、改題を解決して社会を変えていきたいと思っている。

 

「自分らしく、希望の持てる暮らしの創造」を実現するんだ。