「妄想力」を高め、論理的に伝えるブログ

「妄想力(想像力)」豊かに、自分の頭で考えるスキルをアップしたい。思考停止のアンカリングから脱却してクリエイティブに生きる!お気軽にフィードバックいただければ幸いです。

「革命のファンファーレ」西野亮廣(後編)

楽しかった体験を思い出す装置「お土産」は生活必需品

お米や牛乳などの生活必需品は買うが、本やCDなどの作品はあまり買わない。買う買わないは生活に必要か否かで判断される。しかしお土産は楽しかった体験を思い出す装置として生活必需品に分類される。ほとんどの娯楽はスマホで済むが、体験はカバーできない。人は楽しかった体験である「思い出」を親しい人と共有するために「お土産」を買っているのだ。

 

セカンドクリエイターを巻き込むことで「広告の連鎖」を発生させる

えんとつ町のプペル 光る絵本展」はイベント運営会社ではなく、一般の方に主催してもらうことで個展の作り手を増やしている。個展の開催権利は30万円で販売。

 

1ヶ月間光る絵本を使って、入場料が有料・無料、グッツ制作など自由で売り上げも全額を主催者がもらえる。さらに西野さんのトークイベントも開催でき、そのチケット代も全額もらえる。主催者が開催権利を買った30万円以上の売り上げを得られる設定になっている(私が参加した西野さんのトークイベントは、チケット1枚3,000円×250名=75万円をの売上)。

 

30万出してでも絵本展をやりたい人「セカンドクリエイター(ラジオでいうハガキ職人)」に関わってみたいと思わせることがヒットの鍵になってくる。このような仕組みで、西野さんの手から離れたところで絵本が広まり「広告の連鎖」が自然発生させることができるのだ。

 

 

信用がお金になりお金の流れが変わる時代へ、革命のファンファーレが鳴った

これからは「信用を稼ぎ必要な時に必要な分だけ、自分の信用をお金に両替する」という生き方が当たり前になってくる。若い世代ほど、このことを体験している。

 

「革命のファンファーレ」はクラウドファンディングで西野さんの信用を両替をしたお金で制作し、その一部を所属事務所へ支払った。所属事務所の社員が本の発送や講演のスケジュール調整などを手伝うことを条件として。通常の所属事務所からタレントへのお金の流れとは真逆で、時代の転機を象徴する出来事となった。

 

行動することで情報が集まり、更なる行動を生む

ひとりで考えるよりも、アイデア(他人の脳みそ)を持って待ち合わせ場所になった物勝ちで、それにはとにかく行動する人間が重宝される。アイデアの良い実験台になってくれる人が求められる。行動することでアイデアが集まってきて多くの脳みそで戦うことができる。

 

行動することに勇気は必要なく、情報を仕入れて不確かなものを取っ払えば良いのだ。その情報は行動する人間に集まり、更なる行動を生み、また情報が集まってくる。行動の連鎖だ。行動をしよう!

 

今日の妄想

行動をし過ぎるタイプの私には大変ありがたい内容だった。行動をして情報を集め信頼を積み上げていくことで「クラウドファンディング」や「オンラインサロン」という新しい価値観のツールを使ってマネタイズできる。そんなに簡単ではなさそうだが、新しい選択肢が生まれてきて活動している人がどんどん出てきている。

 

本の内容は偏っているので鵜呑みにはできないが、チャレンジする時にはこの本にあるような新しい選択肢を選ぼう。

「革命のファンファーレ」西野亮廣(前編)

西野亮廣トークイベントへ行ってから、もっと詳しく知りたいと思い購入。SNSで面白かったというレビューを多く見かけてたし。でも、西野さんのお話は極端な表現だったので影響されすぎないよう注意して読んだ。

 

職業には寿命がある

私たちの世代(40代)以上の人は職業が永遠に続くという前提で仕事をしている人が多い。しかし、スマホの普及により職業の寿命が短くなり、タクシードライバーのように職業そのものが無くなってしまう時代になる。農業革命や産業革命よりも大きな革命である情報革命が起こっている。この革命による変化から目を背ける人や既得権益を守る人は脱落する。変化する事に対する恐れが、変化に対する批判となって現れる。これからは「変化に対応し好きな事を仕事化するしか道が残されていない時代だ」と西野さんは断言している。

 

信用をお金に両替するツール「クラウドファンディング」「オンランサロン」

西野さんは著書の絵本「えんとつ町のプペル」を発行時にクラウドファンディングを2度行い、5,650万円を9,550人の支援者から集め話題となった。「お金とは信用を数値化した物」「クラウドファンディングとは信用をお金化するための装置」という2つを抑えた事でクラウドファンディングに成功をした。

 

テレビタレントはクラウドファンディングに向いていない。理由は、スポンサーからの広告費からお金をもらってる為、好感度が求められる。好感度を上げるには、番組で食べた料理がマズくても美味しいと言わなければならない。環境によって嘘をつかされる環境に身を置く事になるということだ。その為、信用を失いファンが少ないということだ。逆にファンからお金をもらってるアーディストはクラウドファンディングと相性が良い。スポンサーの期待に応えるか、ファンの期待に応えるかの違いで、「好感度」と「信用」、「認知」と「人気」はまったく別物なのだ。

 

オンラインサロンは自分の意思を表明した覚悟と、その裏事情や日頃の考え方を知る為にお金が支払われる。西野さんはスポンサーの要求に応える(嘘をつかされる)環境を放棄している。直接課金するファンが離れる「嘘をつく」選択肢はない。

 

人が時間やお金を使うのは、ネタバレしているモノを確認する為

えんとつ町のプペル」はインターネットで無料公開をしたが33万部が売れた。5,000部売れればヒットという絵本の世界で驚異的な数字だ。絵本には「読み物」としての機能の他に「読み聞かせ」という、「親と子のコミュニケーションツール」としての機能がある。 「スマホで無料で見ることができるけれど、読み聞かせをするとなると、やっぱり紙の絵本の方が……」  というのが紙の絵本のハイグレードな機能。絵本『えんとつ町のプペル』は、この部分に料金が発生している。

 

お母さん達はとにかく忙しく、自由に使えるお金も時間もない。その為、絵本を買うのに絶対にハズす(買い物で失敗する)わけにいかない。本屋さんや図書館で内容を確認してから、子供に買い与えるらしい。つまり、「無料公開してネタバレしたら買ってもらえない」ことは絵本に関しては大ハズレで、 ネタバレをしてようやく「買う・買わない」を判断してもらうスタートラインに立てるのだ。

 

このように「人が時間やお金を使って、アクションする動機は確認作業」つまりネタバレしているモノにしか反応していない。モノを売る為には、現代人の動きを読まなければならない。感情・常識・お金に支配されず、時代の変化を冷静に見極め、受け止めて、常に半歩だけ先回りをすることが大切になる。

後編に続く

「マーケット感覚を身につけよう」byきちりん

ちきりんのブログをよく読んでいる。「自分の頭で考える」というプロセスを示して、独自の切り口で情報を発信しているのが魅力。私もちきりんのように自分の頭で考えた事を発信し、実現したいのでこの本を手に取った。

 

マーケット感覚とは価値を理解する能力

価値のあるサービスが市場で取引される状況を想像する能力がマーケット感覚。市場とは不特定多数の買い手と売り手が、お互いのニーズを満たすよう価値が取引される場所のことである。

 

売っている商品ではなく、売っている価値を正しく認識することが大事。

例えば

お米→「食卓に不可欠な主食」という価値

スイカ→「おやつとして楽しめる嗜好品」という価値

両者では取引されている価値が異なる為、商売のやり方も異なる。

 

また、人々の求める価値は変化する。社会が変化する背景や、時代が求める価値の返還を理解し、新たに求められる価値を先駆けて生み出す能力は、学びによって身につけることができる。

 

インターネットによって相対取引から市場取引へ

以前は紹介やコネで取引する相対取引が主流だった。しかし、インターネットの普及によって、広い範囲で需要者と供給者がマッチングする市場取引へ移行している。アマゾンは電子書籍化を進めることで、販売価格を決める事ができるようになった。書籍の販売価格は法律で守られてきたが、グローバル企業の進出により市場化の波に飲み込まれている。市場に参加するプレーヤーが変わった時に、ルールがどう変わるか見極める力と、それに合わせて自分のスキルや専門分野をシフトさせる柔軟性や決断力が重要になってくる。

 

市場のシェアを上げることを目的にすると、逆にシェアが下がる人がいるゼロサム(合計が0)ゲームにしかならない。反対に潜在的な価値に気づいて新しい市場を作ることは、個人や世の中を豊かにすることができる。

 

マーケット感覚を鍛える5つの方法

①プライシング能力を身につける

潜在的な価値に気づき、自分独自の価値基準を手に入れよう。これから必要になるのは「感動させてくれる」「選んでくれる」などの価値に気づける能力。すでに値付けされている商品に自分も基準で値付けをするのも良い。

 

顧客が求める価値を想定してから、仕入れなどを設計して価格を決めていくのが市場の作法。つまり価格は顧客によって異なるのが当たり前なのである。

 

②インセンティブシステムを理解する

人間が動く理由や仕組み(インセンティブシステム)に対する深く洞察(物事の本質を見抜くこと)する癖をつければ市場の動き方が理解できるようになっていく。もう一つ、自分の欲望に素直に向き合うことで、他人の欲望も理解することができ市場での人の動きも分かるようになる。

 

③市場に評価される方法を学ぶ

市場化した社会では「作り込み能力」より「素早い行動力と迅速な意思決定」が重要。この変化を理解し市場型のアプローチに慣れていくようにしよう。

 

④失敗と成功の関係を理解する

「失敗の可能性が高いことはやらない」では成長できない。これからは「何を読むべきか自分で考え、取捨選択する力」が求められる。社会や学校から「この文章を読むべき」と決めてくれる時代は終わっている。40歳を超えると自分の行動に対して率直なフィードバック(FB)を得ることが難しい。しかし、市場に向き合っていれば率直なFBを得ることができる。「とりあえずやる→失敗する→市場からFBを得る→それを参考にもう一度やってみる」というプロセスを何度も繰り返すことが大事だ。

 

⑤市場性の高い環境に身を置く

ブログやツイッターは市場性が高いSNSなのでマーケット感覚が鍛えられる。市場性の高い都会でマーケット感覚を鍛え、地方で鍛えたマーケット感覚を利用して価値を生み出すアプローチが成功しやすくなっている。

 

マーケット感覚を身につけると変化を楽しめるようになる

これからは、規制によって非効率なままの市場が狙い撃ちされていく。満たされないニーズがグローバル企業などによって解消され、日本人がそちらを選ぶようになったら既得権益者たちも対応を迫られる。大事なことは、いち早く変化の兆しに気づき新しい価値を提供する方法を市場から(失敗しながら)学びマーケット感覚を身につけること。その利点は変化を恐れるのではなく、変化を心から楽しめるようになることだ。

 

今日の妄想

相対取引から市場取引への変化をハッキリと認識する事ができた。市場にさられる事でマーケット感覚を鍛え、変化を楽しめるようになるのだ。そして論理的に思考することで様々な課題を解決することができる。自分もブログとツイッターでマーケット感覚を鍛えてはいるのだが、少しづつしたアクセスが増えていかない。ちきりんのように市場で評価させるメディアになりたいと思う。

「えんとつ町のプペル」著書 西野亮廣さん講演会(後編)

西野亮廣さんの講演会の感想の後編

前編はコチラ

 

西野さんのライバルはディズニー

西野さんはディズニーの大ファンだが、目標はディズニーを超える事。西野さんの一作目の絵本は3万部(絵本としては大ヒット)しか売れなかったと語る。良い物をつくれば売れると思ってたが、きちんと読者へ届けるプロセスを経て売れなければ存在しないのと一緒。

 

そこで前作の絵本で考えたのは、絵本の原画を無料で使ってもらい、各地で行われる原画展で絵本をお土産として販売してもらう。お土産は思い出を呼び起こす装置で心が動き買ってしまうのだ。お土産ビジネスで成功してるのはディズニーだ。

 

えんとつ町のプペル」は著作権もフリーにした。西野さんの知らないところでプペルのラッピング電車が走ったり、プペルをパロディーしたアダルトビデオが発売されている。このようなケースでその担当者はプペルを買うという戦略。

 

2年後に向けて映画「えんとつ町のプペル」を完成させる

プペルの映画も予定していて、物語の全容が明らかになる。今回の絵本はプペルの全容の1/6しか内容が盛り込まれてない。映画も著作権フリーにして、勝手にyoutubeにアップロードできるようにするという、既存映画と反対の戦略を事を考えている。コンテンツに価値があれば、知ってもらう機会が増え追い風になるのだ。

 

締めはプペルの歌を弾き語り

西野さんが作詞作曲した主題歌を、西野さんがギターを弾いて歌ってくれた。絵本を広める為の広告戦略を考えた時に、何年も残る広告にしたいと考えた。歌の著作権をフリーにして、主題歌を自由に歌ってもらい、知ってもらう機会を永続的に作るという戦略をとっている。

 

今日の妄想

西野さんが芸人活動や役者などやりながら複業という形で絵本を作っていたので、絵本の制作に長い時間をかけられた。これはプロの絵本作家にはできない事で、既存のルールや市場には乗らない事を徹底して行っている。しかし、西野さんはこういうアイデアには価値が無いと言う、自分で考えたアイデアを「形」にして初めて価値になると強く言っていた。形にしなければ意味がないのだ。西野さん自体にコンテンツとしての価値がありインパクトもあるのだが、話している内容も府に落ちる。私も自分のビジネスを創りたいと活動をしているので、背中を後押ししてもらう事ができた。

 

「えんとつ町のプペル」著者 西野亮廣さん講演会(前編)

絵本「えんとつ町のプペル」で話題の西野亮廣さんが、静岡でお話をすると聞いて参加。何かと話題の人なので気軽に聞いていたが、とてもとても強く良い刺激的な内容で感動した。サイン本もその場で購入。

 

西野亮廣さんは発達障害をカミングアウト
本人が言っていた話で、西野さんは発達障害で電子レンジが使えないのだ。不精な外見や早く強く喋るのは、発達障害だからなのかも。「西野さんの写真を撮るのはOKだけど、西野さんにポーズを求めたりするのはNG」とスタッフの方が言っていて、普通の人ではないという事が伝わってきた。

会場に入ってくるなり、「みなさん今日は何の話が聞きたいですか」「何の話が聞きたいか、そこに座ってる女性の方が決めてください」と言い出し、なんだこの人はと不快感を感じる事もあったが、とにかく常識の枠にはめられる人ではないのだ。

 

クラウドファンディング
えんとつ町のプペル」の制作費は1万人以上の人から5,000万円以上をクラウドファンディングで集めている。その目的はお金を得る事ではなく、いかに沢山の人が制作者として関わるという事。投資してくれた人全員が制作者であり、この絵本を宣伝してくれるから。そうして、1万部売れればヒットと言われる絵本を33万部販売した。

 

クラウドファンディングは信用をお金に変えるツール。認知度の高い有名人より、信用され人気のある人が成功している。認知度の高い人は広告的に価値のある人。飲食番組では嘘でも美味しいと言わなければならない。嘘を言わなければいけない状況に身を置く事になり信用を失ってしまう。ここで西野さんは具体的な有名人の名前を挙げていたので、ヒヤヒヤしたがとても分かりやすかった。

 

ホームレス芸人小谷さん
信用がある人の例としてホームレス芸人の小谷さんが紹介され、その場に小谷さんが登場。小谷さんは真っ赤な服を着てぽっちゃり体型でホームレスに見えない。お金は持ってないけどお金にも生活にも困っていないそうだ。

 

小谷さんの仕事は1日50円でさまざまな依頼に応えること。1日50円で一生懸命仕事をしてくれる。そんな姿を見た依頼主はお昼をご馳走したり、夜は飲みに連れていく。依頼主の女性と結婚する事になり、結婚資金をクラウドファンディングで集めた。投資するのは小谷さんを信用する過去の依頼主。お金を持っていなくても信用によって必要な物を手に入れる事ができる。

(後編へ続く)

なりたい自分になるセミナーに参加

知人が4年前に今回の講師に会ってから人生が劇的に良い方向に変わった。その知人が今回のセミナーを主催してくれたので迷わず参加。これだけで胸が熱くなるのだが、講師のお話も熱い内容だった。

 

結果は状態(気分)に比例する
ポジティブな状態で行動をすると、相手にポジティブに受け止めてもらえて良い結果がでる。ネガティブな状態だと悪い結果が出てしまう。とっても単純だが、良い結果をだしたければ、ポジティブな状態でいれば良いのだ。

その状態は意識的にコントロールする事はできない。行動によってコントロールするのだ。例えば、野球選手のイチローがバッターボックスに入る前に決まった行動をとるような事。自分の場合は朝散歩をすると意識がポジティブになる。他にもこういった行動を模索しよう。

 

自己イメージは脳でつくられる
状態によって得られた結果の積み重ねが自己イメージになるのだが、脳は防衛本能が働きマイナスの情報を溜め込むようになっている。それが思い込みとなり自己イメージになってしまう。

自分にとって都合の良い思い込みをするように、自分に仕向ければ良いのだ。

 

理想の自己イメージを持つ
その自己イメージを仕向ける方法をいくつか教えてもらったのだが、詳しく具体的な行動の説明に入る前に今日のセミナーは終了。500円で80分という設定なので、さわりだけ教えてもらった。この講師のセミナーだと4時間で数万円という内容だというから、今回は超お得だった訳だ。

 

今日の妄想
とっても分かりやすい内容だった。話し方も好感がもてるし、隣の席の人とワークをやって和ませてくれた。もっと詳しく知りたかったが、一気には身に付かないから、まずは教わった事をやってみよう。講師の方が監修した手帳がその場で買えたので高いけど買ってしまった。

自分としてはネガティブな感情の整理がついてきたので、これからは自己イメージを上げていきます!!

「おとなの小論文教室」山田ズーニー

ほぼ日刊イトイ新聞に連載されてる「おとなの小論文教室」のまとめ本。山田ズーニーの本を買ったことがあり、「考える」という事について影響を受けていたので2冊目購入。ズーニーさんはベネッセで小論文を担当し高校生の育成をしていたが、後に独立して研修やセミナーなども行っている。

 

「自分を表現する」というレッスンをしよう
学校教育では暗記や応用を教えていますが、自己表現は教えられていない。自分の思いと言葉を通じる表現をするには「考える力」が必要になってくるのだが、大人になっていざ取り組むと上手くいかない。

自己表現を妨げるもの
・自分の表現が相手にされない事
・自分の表現が批判される事
・自分の正体を知る事
・それによって自尊心が傷つくことや、人に嫌われること
・「早くて手軽」に手に入るものを消費する事に慣れている
・犠牲をはらったり、時間のかかる事をやりたくない
・成功が保証されていないところで、無駄をしたくない。

上記の対処法
・「考える・つくる・発信する」という環境を求めていくか、自分で整える
・人に知ってもらう機会を自分で作る
・勇気を出す。失敗を経験して恐れへの耐性をつくる。
・伝わった時の喜びを描く
・表現というものへの固定概念をなくすために、多様な表現のあり方を知る
例えば、今日着る服、1通のメール、話すこと、生活をつくる、人間関係をつくるなども自己表現
・便利で手軽には手に入らないものを、リスクをとって手に入れる習慣を養う。

自分一人では、自己表現を作るのは難しい

 

「考える」とは「問い」を探す事
「自分の進路をどうするべきか?」という大問題に、いきなり答えは出せない。まず「答え」ではなく「問い」を探すこと。問題を考えるのに有効で具体的な「小さな疑問文」をリストアップする。その「問い」に答えその答えにまた質問・・・自問、自答を繰り替えす。これが「考える」という行為。

まずは「何を考えなきゃいけないかが分かるまで」を目標に。いい質問をしてくれる人と友達になるもの有効だ。相談する時は答えじゃなくて、有効な「問い」をもらうと良い。逆に、相談されたら有効な「問い」を立ててあげよう。

読者から寄せられた有効な「問い」
・自分は誰と話す時が一番面白いと思うか。それは何故か。
・自分が今、一番身に付けたいことは何か。それはなぜか。
・仕事はしたいか。したくないか。
・30年経ってからいまの自分を振り返った時、何を思うだろうか。
・夢がある」って言っておきながら、本当の努力はしているか。
・自分のやりたいこと、できることで、世間の役に立つことは何か。


小論文は自分の意見を述べて、理由を論理的に説明する事
小論文は①書きたいことがある②ものごとをありのままに観る。この2点が必要で、まっさらな頭と心で文章を読み、自分で考えたことを書く。今やっている事、やろうとしている事、それを、一言で言えるだろうか。煮詰まったときは、一言でいう事を周りの人と試してみると良い。

 

「伝わる」と「伝わらない」の差は何だろう。
相手が必要としている事をさりげなく差し出すと「私のこと大事に思ってくれたんだ」となり、すぐに伝わる。「伝わる」ということは、世界の中の自分を発見することでもある。

著者が伝わらなかった時に原因は読者目線でなかったから。読者が見たとき、この雑誌は何か、面白いのか、いいことがあるのか直感で理解できないといけない。全部読んで良い悪いを決めるのではなく、パッと見て読むか読まないかを決めるのだ。そこで「要約力」が必要になってくる。もう一つ大事なのはこの雑誌に向かう「動機」を作ることでした。どんなにいい内容があっても、読者側に読む動機がなければ成立しない。それとプロモーション。編集時間を削ってでも営業を盛り立てること。存在を知ってもらわないことには何も始まらないのだ。


この時代に必要なのは「自分の頭を動かして物を考える力」
自分の頭で考える力をつけるには「問題発見力」「論理的思考力」の2つが基本となるが、これはトレーニングで身につける事ができる。プラスで歴史を流れ・関係をつかむ事。そして「自己表現力」何かひとつ、自分の内面を表し、人に伝える「手段」を持ち、継続して技術を磨き続ける事。最後に「コミュニケーション力」

そのために「情熱」「動機」など自分の心に火種のような物が必要だ。火種は「何かが好きでたまらない」「何かをよくしていこう」というポジティブな物だけじゃなく「考えずにいられない」「分からないから知りたくてたまらない」「今に不足があるから、なんとかしたい」とネガティブなものもある。動機は複数あった方が良い。自分から湧き出る思いに忠実であり、学んだ事を継続的に実行する事が大切。

例として子供が勉強に向かう6つの動機
・学習自体が楽しい
・他者につられて
・知力を鍛える為
・プライドや競争心から
・仕事や生活に活かす
・報酬を得る手段として

 

人間関係はゴールではない
相手の気持ちを考えすてぎ、距離を取りすぎている事。その事が問題ではないだろうか。お互いの気づかいが、それぞれの希望とズレている。その為、お互いの事を考えていないかのような錯覚が起こる。直感的にこれが良い・面白いと思った事に遠慮をしてはいけない。

望む反応が返って来る来ないは全然かまわない。これが捨て身になるということでもあるし、相手を信じるという事だ。自分のことを考え切ることが、グルっと回って相手の意思を尊重することになる。相手が、自分の望む反応をしないと怨んだり、相手への執着がなかなか諦められないのは、相手に気に入られようと思って不本意なことをする事が原因。

批判が人を成長させる事はない。批判と向き合う事は時間の無駄で。ストレスを溜め込み一時的に自信を失ってしまう。言いにくいことでも、ズバっと言ってあげることが、相手の成長に必要だと考え、自分が憎まれ役になる事も惜しまなかったが、あまり意味がないことだ。

みんな良くなったり、悪くなったりといったり来たり失敗しながら進んでいる。人間である以上、永遠の右肩上がりというのはありえないのだ。

今日の妄想
私も自己表現が苦手だ、人前でしゃべるのは緊張してしまう。でも、最近自己表現がしたくなってきたのだ。そこで「考える」というスキルが必要になってくる。この本は端々にヒントになる言葉があるのだが、消化不良な感じだ。